( 資料提供 )
富士山についてのユネスコ第43回世界遺産委員会の決議
世界遺産委員会において、富士山の保全状況報告書に関する決議がされました。
1 要 旨
アゼルバイジャン・バクーで開催されているユネスコ第43回世界遺産委員会において、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の保全状況報告書に関する決議が7月4日にされました。
2 決議の概要
(1)合意された資産のヴィジョンの中で、管理及び保全の責務を継
続して果たしていることを認める。
(2)構成資産とその緩衝地帯が、持続可能な観光と土地利用を促進
する方法で管理されていること及び管理体制の各組織が完全に
機能している状態にあることを認める。
(3)登録時に特定された全ての分野において順調な進展が見られる
ことを歓迎する。
(4)世界遺産センター及び諮問機関による確認のために、用意がで
き次第、開発規制対策案に関する詳細情報を提出することを要
請する。
(5)諮問機関による確認のために、2020年12月1日までに、保全状
況報告書を提出することを要請する。
3 知事コメント
第43回世界遺産委員会において、富士山の管理・保全の責務を継続
して果たしていることを承認されたほか、取組の順調な進展を歓迎す
るとされるなど、高い評価を得られたことをうれしく思います。
会場において、イコモス会長、ユネスコ世界遺産センター・アジア
太平洋課長などの関係者と、遠山館長を交えて直接意見交換し、高い
評価とともに、来年12月1日までに提出を求められている実務的な保
全状況報告書をもって最終のものとするとの趣旨について確認するこ
とができました。
これまで、世界遺産富士山の保全に御理解と御尽力いただいた、学
術委員、地元関係者の方々、文化庁を始めとする関係省庁、山梨県及
び関係市町村の皆様に対して、改めて深く感謝申し上げます。
引き続き、関係の皆様と連携を密にし、世界遺産富士山の適切な保
存・活用と魅力の発信に全力で取り組んでまいります。
【知事コメント】
提供日 |
2019年7月4日 |
担 当 |
文化・観光部 文化局富士山世界遺産課 |
連絡先 |
保存管理班 TEL 054-221-3746
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