（ 資料提供 ）
化粧品の生産金額の動向
（要旨）
５月24日に経済産業省が公表した「平成30年 生産動態統計年報 化学工業統計編」によると、静岡県の「化粧品生産金額」は1,776億円で、全国第３位（前年1,689億円、第３位）であった。
（概要）
１ 全国の状況
・全国の化粧品生産金額は16,801億円で、前年より1,351億円（8.7％）増加した。
・インバウンド需要（いわゆる訪日外国人旅行客による消費）及びスキンケアを中心とした、機能性化粧品に対する需要が高まっていることが要因とみられる。
全国計 | 平成29年 | 平成30年 | 対前年比 |
15,450億円 | 16,801億円 | ＋8.7％ |
２ 静岡県の状況
・本県の化粧品生産金額は前年を上回り、３年連続の増加となった。
・シワ改善をうたった薬用化粧品の発売（平成29年）や、化粧品製造所の増加（平成29年：126件→平成30年：132件）が要因と推測している。
静岡県 | 平成29年 | 平成30年 | 対前年比 |
1,689億円 | 1,776億円 | ＋5.2％ |
３ 県の取組
・これまで県は、製造業者等を対象とした講習会を開催する等、県内で製造される化粧品の品質向上を支援してきた。
・平成30年度は、新たに化粧品に関する規制や販路拡大策等、幅広い内容についてセミナーを開催し、参加者から好評を得た。また、中国上海の百貨店で「静岡県産化粧品展」を開催し、県産化粧品の高い技術及び品質をＰＲした。
・2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、2025年の大阪万博に向けてさらなるインバウンド需要の拡大が期待されるので、関係機関と協力し、これらの支援を継続し、世界に通じる高い安全性と信頼性を確保した製品づくりを支援していく。
（参考）
○ 化粧品生産金額と順位の推移
都道府県名 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 |
埼玉県 | 2,254億円
（１位） | 2,568億円
（１位） | 2,491億円
（１位） | 2,417億円
（１位） | 2,847億円
（１位） |
神奈川県 | 1,495億円
（４位） | 1,648億円
（２位） | 1,676億円
（２位） | 2,004億円
（２位） | 2,048億円
（２位） |
静岡県 | 1,517億円
（３位） | 1,381億円
（５位） | 1,645億円
（３位） | 1,689億円
（３位） | 1,776億円
（３位） |
愛知県 | 1,554億円
（２位） | 1,545億円
（４位） | 1,576億円
（４位） | 1,659億円
（４位） | 1,657億円
（４位） |
滋賀県 | 1,062億円
（７位） | 1,193億円
（６位） | 1,170億円
（６位） | 1,456億円
（５位） | 1,546億円
（５位） |
全国計 | 13,895億円 | 14,535億円 | 14,723億円 | 15,450億円 | 16,801億円 |
| 提供日 |
2019年5月31日 |
| 担 当 |
健康福祉部 生活衛生局薬事課 |
| 連絡先 |
薬事審査班 TEL 054-221-2414
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