( 資料提供 )
平成28年 市町別「お達者度」の公表
1 要 旨
静岡県は「健康寿命の延伸」を推進しており、県独自の取組として65歳の平均自立期間(介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間、いわゆる「お達者度」)を平成24年(平成21年お達者度)から算出している。今回が8回目の算出となる。
○ 65歳の平均自立期間「お達者度」の考え方
要介護度2〜5でない状態を「自立している(お達者である)」と定義して、市町別に健康で生活できる期間を求めた。
2 結 果
(1)静岡県全体
平成28年静岡県全体の「お達者度」は、男性18.14年、女性21.20年で、昨年に比べ、男性は0.03年延伸し、女性は0.05年縮小した。
<平成21年から平成28年の県全体「お達者度」の変化(年)>
平成 | 21年 | 22年 | 23年 | 24年 | 25年 | 26年 | 27年 | 28年 |
男 性
(前年差) | 17.30
(-) | 17.53
(+0.23) | 17.41
(-0.12) | 17.50
(+0.09) | 17.64
(+0.14) | 17.81
(+0.17) | 18.11
(+0.30) | 18.14
(+0.03) |
女 性
(前年差) | 20.68
(-) | 20.77
(+0.09) | 20.64
(-0.13) | 20.79
(+0.15) | 20.92
(+0.13) | 21.02
(+0.10) | 21.25
(+0.23) | 21.20
(-0.05) |
(2)市町別の結果
ア 平成28年「お達者度」
お達者度が最も長い市町は、男性は湖西市で19.18年(平成27年:5位)、女性は御殿場市で22.53年(平成27年:1位)であった。
<平成28年「お達者度」が長い市町トップ5位>
男 性 | 女 性 |
順位 | 市町 | お達者度(年) | 順位 | 市町 | お達者度(年) |
1 | 湖西市 | 19.18 | 1 | 御殿場市 | 22.53 |
2 | 裾野市 | 18.98 | 2 | 川根本町 | 22.50 |
3 | 清水町 | 18.92 | 3 | 清水町 | 21.86 |
4 | 磐田市 | 18.71 | 4 | 吉田町 | 21.79 |
5 | 伊豆市 | 18.71 | 5 | 湖西市 | 21.66 |
- | 静岡県 | 18.14 | - | 静岡県 | 21.20 |
イ 「お達者度」の前年比較
前年(平成27年)と比較してお達者度が大きく伸びた市町は、男性は南伊豆町、女性は小山町であった。
<前年比「お達者度」の伸び 市町トップ5位>
男 性 | 女 性 |
順位 | 市町 | 前年比伸び(年) | 順位 | 市町 | 前年比伸び(年) |
1 | 南伊豆町 | +0.56 | 1 | 小山町 | +0.97 |
2 | 湖西市 | +0.40 | 2 | 南伊豆町 | +0.52 |
3 | 伊豆市 | +0.35 | 3 | 牧之原市 | +0.50 |
4 | 長泉町 | +0.35 | 4 | 下田市 | +0.33 |
5 | 吉田町 | +0.35 | 5 | 湖西市 | +0.26 |
- | 静岡県 | +0.03 | - | 静岡県 | -0.05 |
3 今後の取組
お達者度の延伸に向けて、死亡や介護、高齢者コホート調査等のデータから、お達者度に関連のある生活習慣等の要因について調査分析するとともに、市町のお達者度延伸につながる活動を支援していく。
【平成28年 65歳の平均自立期間(お達者度)の計算方法】
厚生労働科学研究班(主任研究者 藤田医科大学 橋本修二教授)が公開している「平均自立期間の算定プログラム」により算出
○ 使用したデータ(いずれも65歳以上、年齢階級別)
・平成27年の市町別人口/国勢調査
・平成28〜29年の市町別人口/静岡県人口推計
・平成27〜29年の市町別死亡(総死亡数)/静岡県人口動態統計
・平成28年の市町別人口(再掲)/静岡県人口推計
・平成28年の市町別介護認定割合/国保連業務統計報告
・平成28年の全国人口/総務省人口推計
・平成28年の全国死亡/人口動態統計
・平成28年の生命表による人口/簡易生命表
・平成28年の生命表による定常人口/簡易生命表
提供日 |
2019年8月26日 |
担 当 |
健康福祉部 医療健康局健康増進課 |
連絡先 |
総合健康班 TEL 8/26:054-221-3263,8/27以降:055-973-7002
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