• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 記者提供資料 > 茶園でカンザワハダニが多発しているため注意が必要です

ここから本文です。

記者提供資料
( 平成31年度 )


前頁へ 次頁へ 発表日別一覧へ 公表形態別一覧へ 部局別一覧へ


( 資料提供 )

茶園でカンザワハダニが多発しているため注意が必要です



 茶園におけるカンザワハダニの多発について

(要旨)
 令和元年5月の調査で、茶園におけるカンザワハダニの発生が多く、二番茶への被害が予想されます。発生茶園では早期防除に努めてください。

(概要)
 病害虫名:カンザワハダニ
 対象作物:茶

1 注意報の内容
(1)発生が予想される地域:県内全域
(2)発生が予想される時期:6月
(3)発生程度:多い
(4)防除時期:6月上中旬

2 注意報発表の根拠
(1)令和元年5月中下旬に行った調査で、茶株の摘採面における寄生葉率が平年より高かった。
(2)カンザワハダニを捕食する天敵のカブリダニ類の発生は、平年よりも少なかった。
(3)茶園が乾燥すると、カンザワハダニの発生が増えることが知られている。一方、天敵のカブリダニ類は湿度が高くなると増殖することが知られている。4〜5月の降水量は平年に比べ少なかったため、多発したと考えられる。
(4)5月30日発表の気象1か月予報では、降水量は平年並〜少ないことから、引き続き発生しやすい気象が継続する。このため、今後も注意が必要である。

3 防除方法
(1)発生状況をよく観察し、摘採面で寄生を確認した場合は速やかに防除を実施する。
(2)農薬の効果の低下を避けるため、作用機構分類コードを参照し、異なる系統の農薬をローテーション散布する。農薬の選定は、農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準(http://www.s-boujo.jp/)を参照する。
(3)新芽の生育がばらついている茶園もあることから、薬剤散布時には近隣茶園への飛散防止に努める。
(4)多発した茶園では、発生が減少しても乾燥が続く場合、夏期以降に再び発生が増加する可能性があるので、今後の発生に注意する。

4 注意報の提供先
 農協等の指導機関に提供すると共に、病害虫防除所のホームページで情報を公開する。
https://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujo.html


提供日 2019年6月4日
担 当 経済産業部 静岡県病害虫防除所
連絡先 病害虫防除所 TEL 0538-36-1543

前頁へ 次頁へ 発表日別一覧へ 公表形態別一覧へ 部局別一覧へ