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ホーム > 記者提供資料 > ミカンの抵抗力を高め、流通時における果実腐敗の抑制技術を開発 ー数秒のUV照射で効果を実現ー

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

ミカンの抵抗力を高め、流通時における果実腐敗の抑制技術を開発 ー数秒のUV照射で効果を実現ー



ミカンの抵抗力を高め、流通時における果実腐敗の抑制技術を開発
ー数秒のUV照射で効果を実現ー
 静岡県農林技術研究所果樹研究センターは、一般財団法人雑賀技術研究所(和歌山県)と三ヶ日町農業協同組合との共同研究により、UV照射してミカン果実の腐敗を抑制する技術を開発しました。
〔開発の経緯〕
ミカン果実の輸送において果実腐敗の発生が課題とされ、年によっては多発することもあり、流通段階の対策技術が求められていました。一方、抗菌物質であるスコパロンが果皮に生成されると、腐敗の原因となる青かび病菌や緑かび病菌などに感染しにくくなります。そこで、当センターは雑賀技術研究所などとの共同研究で、スコパロンが、UV照射によりミカン果皮上に生成する条件を解明し、数秒間のUV照射で腐敗抑制効果が発現することを明らかにしました。
〔開発したUV照射技術の効果〕
約35,000個のミカンを用いて、開発したUV照射技術の実証試験を三ヶ日農業協同組合で行い、約1ヶ月貯蔵した後でも、UV照射しないものに比べて腐敗果実の発生が減少しました。
なお、UV照射による果皮障害の発生はなく、果実品質への影響もみられませんでした。
今後は、県内選果場への導入に向け、情報提供、技術支援を進めるとともに、実用性について引き続き検証していきます。        

(写真)ダンボール箱(10kg)にて1ヶ月保管後における腐敗果と健全果


提供日 2019年8月5日
担 当 経済産業部 農林技術研究所果樹研究センター果樹生産技術科
連絡先 果樹生産技術科 TEL 054-376-6153

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