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ホーム > 記者提供資料 > マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう



危機管理情報
ダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう!
〜県東部地域で日本紅斑熱の患者1名が亡くなりました〜


1「日本紅斑熱」の患者発生について

     令和元年7月22日、東部保健所管内の医療機関に救急搬送された伊豆の国市在住の70歳代女性が、日本紅斑熱の疑いがあるとして7月22日夜東部保健所に連絡があり、県環境衛生科学研究所で検査を実施したところ、7月23日夜に血液から「日本紅斑熱」の病原体が検出されました。

     患者は7月23日深夜「日本紅斑熱による多臓器不全」で亡くなられました。このため、病原体を保有するマダニに咬まれた時期、場所などは不明です。

     これから、秋にかけてマダニの活動は盛んになります。レジャーや農作業などで野山や草むら、畑などに入る場合には十分注意することが必要です。


2 日本紅斑熱とは 

(1)感染経路

    • 日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有するマダニに咬まれることで感染します。
    • 人から人へ感染して広がることはありません。

(2)症状・治療

    • マダニに咬まれてから2〜8日で、高熱、発疹を呈し、重症化すると死に至ることもあります。
    • 治療の第一選択薬はテトラサイクリン系抗菌薬で、ニューキノロン系抗菌薬が有効という報告もあります。
    • 3 注意喚起

        (1)マダニに咬まれないようにしましょう!
          • 特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。
          • レジャーや農作業などで、野山や草むら、畑などに入る場合は、帽子、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしてください。
          • マダニ用に市販されている忌避剤はありますが、マダニの付着を完全に防ぐことはできませんので、他の防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。
        (2)屋外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう!
          • マダニに咬まれた場合は、数日間、体調の変化に注意しましょう。
          • 発熱・発疹の症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを伝えましょう。

4 県内の日本紅斑熱の患者数 (人)        令和元年は7月24日時点
   本県では、平成12年から令和元年まで19名の患者が届出されており、届出患者の住所地は県東部で17名、県西部で1名、その他(県外)が1名。

全国
静岡県
()内は死亡患者数再掲
患者
性別・年代・住所地
平成12年
38
1
1.男・60歳代・沼津市
平成25年
175
1
1.女・60歳代・伊豆の国市
平成27年
215
2(1)
1.男・60歳代・沼津市
2.女・70歳代・伊豆の国市※
平成28年
277
2(1)
1.女・70歳代・沼津市※
2.男・70歳代・伊東市
平成29年
337
6(2)
1.女・80歳代・熱海市
2.男・50歳代・伊豆の国市
3.女・70歳代・沼津市※
4.男・70歳代・沼津市
5.女・80歳代・沼津市※
6.女・70歳代・沼津市
平成30年
305
3
1.男・50歳代・三島市
2.男・70歳代・伊東市
3.女・70歳代・伊東市
令和元年
55
4(1)
1.男・70歳代・神奈川県湯河原町
2.女・70歳代・熱海市
3.女・50歳代・県西部地区
4.女・70歳代・伊豆の国市※

平成30年の3例は、平成29年10月に発症したが、検体量が少なく平成30年に入って診断された1例を含む。
※亡くなられた方。


提供日 2019年7月24日
担 当 健康福祉部 医療健康局疾病対策課
連絡先 感染症対策斑 TEL 054-221-2986

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