( 資料提供 )
レジオネラ属菌検査研修会の開催
1 要旨
静岡県では、旅館業法、公衆浴場法に基づく条例において、入浴施設の営業者に対して施設の消毒やレジオネラ属菌の自主検査を義務付けています。
レジオネラ属菌の検査方法については、厚生労働省監修「レジオネラ症防止指針第4版」で複数の方法が示されており、検査機関における検査方法及び技術の標準化や精度管理の向上を図るため、民間のレジオネラ属菌検査機関に従事する方を対象とした研修会を開催します。
2 研修会の内容
(1) 講義
ア 日時 令和元年10月25日(金)(受付13:00〜、講義13:10〜17:00)
イ 場所 静岡県庁(静岡市葵区追手町9−6) 別館8階第1会議室C・D
ウ 内容 別紙次第のとおり
(2) 実習
ア 日時 令和元年11月7日(木)(10:00〜17:00)
イ 場所 静岡県環境衛生科学研究所(静岡市葵区北安東4-27-2)
ウ 内容 検体の前処理方法、同定方法、PCR検査
※ 実習は、環境衛生科学研究所の微生物検査担当者が指導にあたります。
3 参加者 県内でレジオネラ属菌の検査業務に携わる方(定員:講義70名、実習12名)
当日(10/25及び11/7)は、現地で取材に対応します。
<参考>
1 レジオネラ属菌は、土・川・湖沼など自然環境に広く生息しています。入浴施設の衛生管理が徹底されていない場合、レジオネラ属菌が繁殖する場合があります。
2 レジオネラ症は、レジオネラ属菌を含んだ目に見えない水滴(エアロゾル)を吸い込むことによって感染します。症状は発熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、咳、肺炎症状などで、潜伏期間は2〜10日間程度です。
レジオネラ症発生件数
年度 | H28(1〜12月) | H29(1〜12月) | H30(1〜12月) | R元(1〜9月) |
全国件数 | 1,592 | 1,722 | 2,130 | 1,781 |
県内件数 | 53 | 56 | 96 | 60 |
(別紙) 令和元年度 レジオネラ属菌検査研修会(講義) 日 時:令和元年10月25日(金) 13:00〜17:00
場 所:静岡県庁別館8階第1会議室C・D −研修次第− 13: 00〜 受 付
13:10〜13:15 開 会(挨 拶) 健康福祉部生活衛生局 衛生課技監兼課長代理 漆畑 健
13:15〜13:30 静岡県のレジオネラ防止対策についての取組み 健康福祉部生活衛生局衛生課 生活衛生班 稲葉尋高 13:30〜 13:55 レジオネラ属菌の検査方法について
環境衛生科学研究所微生物部 細菌班 水本嗣郎
13:55〜14:10 浴槽水の衛生管理へのATP測定法の応用 環境衛生科学研究所微生物部 神田 隆
14:10〜14:20 レジオネラ属菌が検出された施設に関する指導について 中部健康福祉センター 衛生薬務課 鈴木早織
14:20〜14:30 レジオネラ対策について〜現場における発生事例〜 西部健康福祉センター 衛生薬務課 藤牧明日香
14:30〜14:50 静岡市内の入浴施設におけるレジオネラ症患者の集団発生について 静岡市環境保健研究所 微生物係 高橋直人
14:50〜15:00 質 疑
15:00〜15:15 休 憩
15:15〜16:45 【特別講演】レジオネラ属菌の検査と対策、経験をどう活かすか 国立感染症研究所バイオセーフティ管理室 倉 文明先生
16:45〜17:00 質 疑
17:00 閉 会
提供日 |
2019年10月9日 |
担 当 |
健康福祉部 生活衛生局衛生課 |
連絡先 |
生活衛生班 TEL 054-221-2448
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