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ホーム > 記者提供資料 > 国史跡として「光明山古墳」を新指定!特別史跡の追加指定1件、登録有形文化財の登録1件も答申

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

国史跡として「光明山古墳」を新指定!特別史跡の追加指定1件、登録有形文化財の登録1件も答申



国史跡として「光明山古墳」を新指定!

特別史跡の追加指定1件、登録有形文化財の登録1件も答申


1 要 旨

 文部科学省の文化審議会は、11月15日(金)に開催される同審議会文化財分科会の審議・決議を経て、特別史跡の新指定1件、史跡名勝天然記念物の新指定19件、追加指定等29件、登録記念物の新登録5件、登録有形文化財の新登録133件について、文部科学大臣に答申します。
 県内では、浜松市に所在する光明山古墳の史跡への新指定、磐田市に所在する特別史跡遠江国分寺跡の追加指定、沼津市に所在する小栗家住宅主屋1棟の登録が答申されます。
 これにより、国指定の史跡の数は1846件(特別史跡63件を含む)、県内では48件(特別史跡3件を含む)となります。また、登録有形文化財の数は12,595件、県内では265件となります。

2 指定・登録される文化財

(1)光明山古墳(こうみょうさんこふん)=国史跡に新指定

 ア 所在地 浜松市天竜区山東

 イ 概 要


     光明山古墳は、古墳時代の5世紀中葉に天竜川東岸の丘陵先端に築かれた墳長83m、高さ8.5mの前方後円墳です。眼下には遠江と信濃を繋ぐ秋葉街道(あきはかいどう)が通り、丘陵を隔てた西側には天竜川が南流するなど、交通の要衝に立地しています。
     墳丘の斜面には葺石(ふきいし)が施され、墳頂部や斜面中腹の平坦面には埴輪(はにわ)が並べられていたことが発掘調査によって判明しています。葺石の区画石列を用いた工法や、埴輪の種類や形、製作技法の独特な特徴も認められています。
     5世紀中葉以降では県内最大の前方後円墳であり、それまで古墳の築造が見られなかった内陸交通の要衝の地に突如として築造された首長墓であると言えます。交通の変革と関連した地域首長の動向を明瞭に示す事例として重要な古墳です。

 ウ 連絡先 浜松市市民部文化財課 電話:053-457-2466

(2)遠江国分寺跡(とおとうみこくぶんじあと)=特別史跡の指定範囲の追加

 ア 所在地 磐田市見付

 イ 概 要


     遠江国分寺跡は、奈良時代に天平13年(741)の国分寺造立の詔に基づいて各地に建立された国分寺跡の一つです。大正12年(1923)に国の史跡に指定され、昭和27年(1952)には特別史跡になっています。南大門、中門、金堂、講堂、塔などの遺構が見つかっており、金堂などの基壇が木装であったことも判明しています。今回は、指定地になっていない東側の土地3筆596.8平方メートルについて、地権者の同意を得る等の条件が整ったことから追加指定が答申されます。

 ウ 連絡先 磐田市教育委員会文化財課 電話:0538-32-9699


(3)小栗家住宅主屋(おぐりけじゅうたくおもや)=登録有形文化財に新登録

 ア 所在地 沼津市上香貫字槇島町1336-1他

 イ 所有者 宝不動産株式会社

 ウ 概 要


     小栗家住宅主屋は、沼津御用邸近くの別荘を明治後期に移築したと伝わる木造平家建住宅で、東から玄関と和室二室、洋室、座敷をほぼ一列に並べています。主体部は桟瓦葺(さんがわらぶき)ですが、洋室には青いスペイン瓦を葺いています。座敷は富士山を望む縁(えん)を廻らしています。和風住宅の中央に洋館を挿入した特色ある構成の住宅として貴重です。

 エ 連絡先 沼津市教育委員会文化振興課 電話:055-935-5010


提供日 2019年11月13日
担 当 文化・観光部 文化局文化財課
連絡先 文化財保護調査班 TEL 054-221-3169

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