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ホーム > 記者提供資料 > ジカウイルス感染症の発生

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 部局長等記者発表 )

ジカウイルス感染症の発生



県内で初めてジカウイルス感染症の発生がありました。

〜海外へ渡航される皆さまへ、蚊を媒介とした感染症に注意!〜


 1 概要
令和元年10月31日、西部地域の医療機関から県西部保健所にジカウイルス感染症患者発生の届出があった。本事例は、海外(タイ)で患者が蚊に刺されて感染したと考えられ、帰国後に発症した輸入感染事例である。患者は軽症で入院しておらず、ほぼ回復している。患者は発症後に蚊に刺されておらず、県内での感染拡大の可能性はないと考えられる。
ジカウイルス感染症は一般的に軽症であるが、妊婦が感染した場合、児が小頭症となることがあり、流行地域へ渡航した際は蚊に刺されないよう県民に注意喚起するため、本日報道提供する。
   
2 患者の概要  掛川市在住 30歳代女性(妊娠はしていません)

3 患者確認に至った経緯
  令和元年10月20日〜22日 タイ(バンコク、アユタヤ)を観光
  23日 帰国
             26日 頭痛出現
27日 上肢・下肢を中心にかゆみを伴う発疹が出現
             30日 医療機関(皮膚科)受診、保健所に検体検査依頼
             31日 静岡県環境衛生科学研究所にて尿からジカウイルス検出

4 ジカウイルス感染症
原因病原体;ジカウイルス。
○感染経路;ジカウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、その蚊の体内にジカウイルスが移行・増殖し、その蚊に他者が刺されることでジカウイルスに感染する。性行為や輸血で感染する場合もある。
○潜伏期間;蚊に刺されてから2〜12日間(通常2〜7日)。
○症状;感染しても症状が出る人は20%程度で、軽症が多い。かゆみのある発疹はほぼ全例に出現するが、発熱は低いかないことも多い。頭痛や関節痛・筋肉痛、結膜充血も時々認められる。妊婦が感染すると小頭症等の先天性障害をもった子どもが生まれることがある。
○治療;ジカウイルス感染症に対する特有の薬はなく、対症療法のみ。
○予防;ワクチンはなく、蚊に刺されない対策のみ。
     (長そで、長ズボン、定期的な蚊の忌避剤の使用)
○流行地域;中南米、アフリカ、東南アジア。
○国内での感染;ジカウイルス感染症は、現時点まで国内で感染した症例はない。しかし、日本に生息するヒトスジシマカもジカウイルスを媒介することができるので、流行地で感染した人が帰国し、国内のヒトスジシマカに吸血されることにより、その蚊が周囲の方にウイルスを伝播する可能性がある。

5 ジカウイルス感染症発生状況 (令和元年11月1日現在)
平成28年
平成29年
平成30年
令和元年
全 国
12
静岡県

※ジカウイルス感染症は、平成28年から医師による保健所への届出義務となった。


発表日 2019年11月1日
担 当 健康福祉部 医療健康局疾病対策課
連絡先 感染症対策斑 TEL 054-221-2986

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