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ホーム > 記者提供資料 > 春休みLINE相談の結果報告

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

春休みLINE相談の結果報告



春休みLINE相談の結果報告


1 要 旨
  本県の自殺者数全体が減少傾向にある中、平成29年の19歳以下の自殺者数は前年より5人増え18人となり、10代を中心とした若者の自殺対策は喫緊の課題となっている。8月に実施した「夏休みLINE相談」では、想定を上回る相談が寄せられ、若者にとってLINEは悩みを打ち明けやすい媒体であることが判明した。そのため、進級、進学、就職等の環境の変化を前に、不安な気持ちや悩みを相談できるよう「春休みLINE相談」を実施した。

2 事業概要
(1)「ライン相談@静岡県」              
対 象
県内の39歳以下の若者
相談日時
・平成31年3月20日から31日 ※23日、24日は除く
・15時から21時
相談員
臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士等の有資格者
・ 15時〜16時:8名以上(20回線)
・ 16時〜20時:4名以上(10回線)
・ 20時〜21時:3名以上(7回線)
委託先
ダイヤル・サービス株式会社
相談の方法等
・ QRコードまたはID検索により友達登録し、相談メッセージを送ると、相談員が返信する。
・ 相談時間外に相談メッセージがあった場合や窓口が混み合っている場合には、電話相談窓口の案内とともに、時間を空けて再度送信するよう自動応答する。
・ 自殺企図や危険な状態である場合等、緊急時には警察本部に連絡する。

3 結果概要
春休みLINE相談
夏休みLINE相談
登録カード配布対象者数
約11万人
約11万人
登録者数
200人
1,190人
総来訪者数※
113人
726人
利用者延べ人数(実人数)
113人(69人)
223人(160人)
相談員対応トーク数
1,602件
8,276件
                           ※メッセージ送信者数

4 参考
(1)啓発カードの配布
     県内全ての高校の生徒(約11万人)を対象に「春休みLINE相談」のQRコードやID、相談期間等を記載した啓発カードを配布した。

(2)ツイッター、ヤフー、グーグルを活用した周知
     各媒体で「自殺したい」「自殺手段」等のキーワードを静岡県内で投稿、検索した場合に春休みLINE相談の実施について表示した。
     
             啓発カード            QRコード             
(3)相談者の属性             
  ・性別では、男性に比べ女性が約4倍利用した。            
区分
人数
春休み
夏休み
男性
11人
16%
18%
女性
47人
68%
61%
不明
11人
16%
21%
69人
100%
100%
  
   ・年齢別では、16歳から18歳が最も多かった。
12歳以下
2人
  3%
4%
13歳〜15歳
11人
16%
17%
16歳〜18歳
38人
55%
53%
19歳〜22歳
0人
0%
1%
23歳〜29歳
2人
3%4%
30歳〜39歳
2人
3%1%
40歳以上
1人
1%0%
不明
13人
19%20%
69人
100%
100%

(4)相談対応状況 
  ・相談者1人当たりの相談回数では、複数回の相談も23人であった。
1回
46人
67%
81%
2回
16人
23%
11%
3回
4人
6%
5%
4回
0人
0%
1%
5回
1人
1%
1%
6回以上
2人
3%
1%
 69人
100%
100%
  
    ・平均相談対応時間は45分であった。相談時間は21時までであるが、相談者の気持ちが落ち着くまで時間を超えて相談員が対応した。
    180分以上
    0件
    0%
    8%
    120分〜180分未満
    5件
    5%
    12%
    90分〜120分未満
    6件
    5%
    14%
    60分〜 90分未満
    20件
    18%
    25%
    30分〜 60分未満
    41件
    36%
    25%
    10分〜 30分未満
    27件
    24%
    10%
    1分〜 10分未満
    6件
    5%
    2%
    1分未満
    8件
    7%
    4%
    113件
    100%
    100%

(5)相談内容 
  ・人間関係・性格の悩みに関することが最も多かった。
人間関係・性格の悩みに関すること
43人
38%
31%
家族に関すること
11人
10%
7%
いじめに関すること
7人
6%
7%
異性に関する悩み
7人
6%
6%
性・からだのこと
6人
5%
3%
学業の悩み
3人
3%
11%
進学・就職の悩み
2人
2%
4%
不登校に関すること
1人
1%
2%
学校・教員の対応に関すること
0人
0%
8%
自殺企図
0人
0%
0%
その他(無応答含む)
33人
29%
21%
113人
100%
100%

4 検証結果
    ・総来訪者数は113人であり、延べ利用者数も113人と、相談体制を強化した甲斐もあり、全ての相談に対応することができた。
    ・相談者の属性としては、「夏休みLINE相談」と同様に、性別では男性に比べて女性からの相談が多く、年齢別では16歳から18歳の相談が最も多かった。
    ・相談内容は、夏休みLINE相談と同様に「人間関係・性格の悩みに関すること」が最も多かった。
    ・3月末は、4月からの新しい環境への不安を抱きやすい時期であると考えられるが、一方で、これまでの固定された環境から解放される時期でもあり、登録者及び相談者は、「夏休みLINE相談」に比べて少なかったと考えられる。
    ・また、啓発カードの配布時期について、高校3年生(卒業生)にも配布してもらうために2月下旬には各高校に送付しており、カードの配布から相談開始までの間が空いてしまったことも登録者及び相談者が少なかった要因の一つであると考えられる。


    提供日 2019年6月13日
    担 当 健康福祉部 障害者支援局障害福祉課
    連絡先 精神保健福祉班 TEL 054-221-2435

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