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ホーム > 記者提供資料 > 静岡県で新たに確認されたガーベラ茎えそ病(仮称)

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記者提供資料
( 平成29年度 )


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( 資料提供 )

静岡県で新たに確認されたガーベラ茎えそ病(仮称)



(要旨)
 県内で栽培されていたガーベラで、キク茎えそウイルスによる病害が初めて確認されました。生産者は御注意ください。

(概要)
1 対象作物及び病害虫名
(1) 対象作物:ガーベラ
(2) 病害虫名:ガーベラ茎えそ病(仮称)(病原ウイルス名:キク茎えそウイルス(Chrysanthemum stem necrosis virus(CSNV))

2 被害
(1)葉に輪紋(図1)や退緑(図2)、えそ症状が現れる。また、花茎にはえそ症状を示す(図3)。
(2)本病の症状は、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus(TSWV))によるガーベラえそ輪紋病に酷似するため、症状のみの区別は困難である。そのため、病名を確定するためには遺伝子診断が必要である。
(3)本病は、花ではキク、トルコギキョウ、ジニア(百日草)に感染することが知られている。野菜では、トマト、ピーマン、パプリカ、トウガラシに感染する。ガーベラでの発生は初めてである。

3 防除対策
(1)病原ウイルスは、主にミカンキイロアザミウマ(図4)が伝搬するため、本虫を徹底防除する。
(2)施設の開口部(側面、換気部など)は、必ず目合い0.4mm以下の防虫ネットで被覆し、アザミウマ類の施設内への侵入を防止する。侵入したアザミウマ類は薬剤で防除する。薬剤の使用にあたっては、抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連用を避ける。詳細は静岡県農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準(http://www.s-boujo.jp)を確認する。
(3)発病株は直ちに抜き取り、寄生しているアザミウマ類が分散しないように密閉するか、ほ場外に持ち出して埋没処分する。
(4)施設内及び周辺の雑草は、アザミウマ類の生息場所となるため、除草を徹底する。
(5)本病による被害が続く場合は、作物を完全に枯死させた後、2週間以上施設を密閉してアザミウマ類を餓死させる。新たに定植・改植する前に、ほ場に粘着板を設置してアザミウマ類の発生がないことを確認してから定植する。

4 県の対応
(1)平成29年度病害虫発生予察特殊報第4号を発表する。
(2)農協等の指導機関に提供すると共に、静岡県病害虫防除所のホームページで情報を公開する。
http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujo.html

5 特徴
(1)分布
 本病原ウイルスによる病害は、国内では平成18年に広島県のキクで初めて発生が確認された。現在までに群馬県、栃木県など、33都府県で確認されている。
(2)発生生態及び伝搬方法
 病原ウイルスはトスポウイルス属のウイルスで、主にミカンキイロアザミウマ(図4)が永続伝搬(一旦ウイルスを獲得すると死亡するまで伝搬能力を持つ)する。一方、経卵伝染(雌成虫が産んだ卵を通して幼虫にウイルスが伝染すること)、土壌伝染及び種子伝染しないことが知られている。
 また、株分け等の栄養繁殖でも伝染する可能性がある。一般的な管理作業(葉かき、収穫)では伝染しない。

6 発生経過及び状況
 平成30年2月に、中部地区のガーベラ生産ほ場において、葉にえそ輪紋、退緑、えそ斑点症状を、また花茎にえそ条斑を呈する株が確認された。静岡県農林技術研究所において遺伝子診断を実施したところ、採取した株からCSNVが検出された。また、採取した株を、農研機構 中央農業研究センターに送付し診断を依頼したところ、同様の結果が得られたことから、CSNVによる病害と同定した。

7 その他
 不明な点は、病害虫防除所、農林技術研究所、または農林事務所に相談する。

  
    図1 葉のえそ輪紋症状        図2 葉の退緑症状

         
    図3 花茎のえそ条斑       図4 ミカンキイロアザミウマ成虫


提供日 2018年3月29日
担 当 経済産業部 静岡県病害虫防除所
連絡先  TEL 0538-36-1543

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