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ホーム > 記者提供資料 > 平成29年度病害虫発生予察特殊報第1号の発表「Peacock leaf spot(和名無し)」の国内初確認

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記者提供資料
( 平成29年度 )


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( 資料提供 )

平成29年度病害虫発生予察特殊報第1号の発表「Peacock leaf spot(和名無し)」の国内初確認



 
オリーブ栽培ほ場における
新病害「Peacock leaf spot(和名無し)」の
国内初確認について

    (要旨)
     県内のオリーブ栽培ほ場において、これまで国内で発生が確認されていなかった病害「Peacock leaf spot(和名無し)」を確認しました。今後、発生の拡大が予想されるため、オリーブ生産者は御注意下さい。

    (概要)
    1 対象作物及び病害虫名
    (1)対象作物:オリーブ
    (2)病害名:  Peacock leaf spot(和名無し)
    2 被害
     葉表面上に暗緑色〜黒色の円形病斑を多数生じる(図1、2)。海外の文献では本症状は主に葉に生じ、茎や果実にも病斑が認められることもある。重症な場合は、落葉、新梢枯れ、落花などの被害を生じ、10〜20%の減収となることが報告されている。

    3 防除対策
    (1)平成29年8月現在、本病に対する登録農薬は無い。
    (2)発病部は除去し、密閉したビニール袋内で腐らせる等の処置を行う。
    (3)発病樹や感染が疑われる樹の管理作業後は、使用した器具を必ずケミクロンG 等により消毒する。
    (4)雨の多い時期や雨天時の管理作業は、感染を助長するため避ける。
    (5)本病と疑わしい被害を見つけた場合は、静岡県病害虫防除所に連絡する。

    4 県の対応
    (1)平成29年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表する。
    (2)農協等の指導機関に提供すると共に、静岡県病害虫防除所のホームページで情報を公開する。
      (http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujo.html

    5 特徴生態
     降雨による水滴の飛散により、発病部位から病原菌が感染拡大すると考えられる。雨が多いと発病が促進される。また、海外の文献では、ウスイロチャタテムシ科の一種(Ectopsocus briggsi国内で広く分布する普通種)を介して伝染することが報告されている。
    6 発生経過及び状況
     平成29年5月に、県西部地域のオリーブ果実生産園で、葉に黄化を伴う斑点症状が発生し、静岡県病害虫防除所に診断依頼があった。同症状の部位において糸状菌の胞子が確認されたため、名古屋植物防疫所に同定を依頼した結果、わが国では未確認のPeacock leaf spot(和名無し)であると診断された。
     名古屋植物防疫所と合同で、発生が確認された園地において調査を行ったところ、当該生産者の2ほ場で本病原菌の感染が疑われる症状が確認された。発生が確認された園地では、いずれもまん延防止に資する防除対策が実施されている。

    7 海外での発生状況
     本病は、ヨーロッパや北米、南米、オーストラリア、ニュージーランド等で発生している。


図1 葉表面上の暗緑色〜黒色の円形病斑



図2 円形病斑を生じた葉


提供日 2017年8月2日
担 当 経済産業部 農林技術研究所
連絡先 病害虫防除所 TEL 0538-36-1543

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