令和6年度 記者提供資料
( 資料提供 )
富士山周辺地域における「野生きのこ」の放射性物質検査結果について
1 概要
- 富士山周辺地域(富士市、富士宮市、御殿場市、裾野市、小山町)の「野生きのこ」10検体について、放射性物質の検査を実施したところ、富士宮市で採取された「野生きのこ」2検体から、食品衛生法の基準値を超える放射性セシウムが検出されました。
なお、当該地域内に生育している「野生きのこ」については、既に、原子力災害対策特別措置法に基づき国から出荷制限の指示が出されていますが、改めて富士宮市長及び関係事業者等に対し、引き続き、当該地域での「野生きのこ」の採取、摂取及び出荷を控えるように注意喚起を行うとともに、出荷防止対策を依頼します。
また、県民の皆様にあっては、当該地域内に生育する「野生きのこ」の採取、摂取及び販売の自粛をお願いします。
2 結果
番号 | 品目 | 採取市町 | 採取日 | 放射性セシウム検査結果(Bq/kg) | |||
Cs134 | Cs137 | セシウム合計※ | |||||
1 | ミヤママスタケ | 御殿場市 | 9月3日 | 7.9未満 | 7.0未満 | 15未満 | 基準値以下 |
2 | モリノカレバタケ | 御殿場市 | 9月3日 | 7.3未満 | 6.5未満 | 14未満 | |
3 | ヤマイグチ | 小山町 | 9月3日 | 9.4未満 | 34.8 | 35 | |
4 | コガネタケ | 裾野市 | 9月3日 | 8.0未満 | 13.5 | 14 | |
5 | モリノカレバタケ | 裾野市 | 9月3日 | 8.5未満 | 9.0未満 | 18未満 | |
6 | ナラタケ | 富士市 | 10月15日 | 11未満 | 9.1未満 | 20未満 | |
7 | マスタケ | 富士市 | 10月15日 | 9.7未満 | 7.9未満 | 18未満 | |
8 | ヤマイグチ | 富士宮市 | 10月15日 | 7.7未満 | 27.8 | 28 | |
9 | ハナイグチ | 富士宮市 | 10月15日 | 9.4未満 | 123 | 120 | 基準値 超過 |
10 | キヌメリガサ | 富士宮市 | 10月15日 | 9.2未満 | 439 | 440 |
・検査機関:静岡県中部健康福祉センター化学検査課 ・検出機器:ゲルマニウム半導体検出器
・検査結果の「○○未満」:検出限界未満(検出せず)の意味
・一般食品の基準値 100Bq/kg以下
3 経緯
「野生きのこ」について、以下の通り、出荷制限の措置がとられています。
市町名 | 検査結果判明日 | 出荷制限指示日 |
小山町 | 平成24年10月30日 | 平成24年11月5日 |
御殿場市 | 平成24年11月1日 | |
富士宮市 | 平成25年10月1日 | 平成25年10月3日 |
富士市 | 平成25年10月1日 | |
裾野市 | 平成26年10月3日 | 平成26年10月7日 |
- なお、平成23年度から野生きのこ以外に、御殿場市の茶、牛肉、鶏卵、麦、大豆、ソバ、ホウレンソウ、ダイコン、水かけ菜、山菜、裾野市のダイコン、山菜、ソバ、小山町の茶、山菜、富士市の山菜、茶、梨、玄米、キャベツ、富士宮市の山菜、茶、牛肉、原乳、ニジマス、原木しいたけ、乾しいたけについて、放射性物質の検査を行っておりますが、全て基準値を超えておらず、安全を確認しています。
・検査に関すること
衛生課 054-221-3358
・野生きのこに係る基本的な考え方に関すること
林業振興課 054-221-2667
■ 添付資料
富士山周辺地域における「野生きのこ」の放射性物質検査結果について:( 92KB )
提供日:2024年10月21日
担 当:健康福祉部 生活衛生局衛生課
連絡先:健康福祉部生活衛生局衛生課
経済産業部森林・林業局林業振興課 TEL 054-221-3358、2667
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