舞台芸術公園について


 寄せられたご意見  ( 受付日:令和6年05月19日 )

静岡県舞台芸術公園は、完成から31年経つが、今なお存在すら知らない人は多い。催しの会場はアクセスが良いことが大前提だが、わざわざ日本平まで足を運ぶ人は多くはない。SPACはよほどの演劇好き以外は知らないだろう。; 民間企業は採算性のあまり見込めない事業はやらないだろう。どのような目的で公園が作られたのか?現在の様子をお聞かせ願う。


 県からの回答    ( 回答日:令和6年05月29日 )

静岡県では、世界に通用する舞台芸術を創造するとともに、舞台芸術の発展に必要な人材の育成等により静岡県の舞台芸術の振興と県民文化の向上に寄与するため、平成9年3月に静岡県舞台芸術公園を設置いたしました。県立劇団SPACの活動の拠点として、優れた舞台芸術作品の制作、公演、人材育成事業等を通して、県民のみなさまに舞台芸術に関する知識や技術の習得及び体験の場を提供するものであり、従来にない新しい県民参加を展開しています。
令和5年度には、15,402人の方々に舞台芸術公園に御来場いただきました。また、研修交流宿泊棟A(カチカチ山)の内部を一部改修し、演劇のミニミュージアム「てあとろん」として、演劇の歴史、SPACの公演内容の紹介等を行っており、多くの県民のみなさまに御来場いただくとともに、好評をいただいております。
SPACは、コロナ禍前のフランスやニューヨークでの公演で絶賛され、宮城聰芸術総監督においては、2019年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章されました。2022年12月にはベルリン国立歌劇場で日本人で初めてオペラ公演を演出するなど、その活躍は誠に目覚ましいもので、SPACの国際的な評価は誇るべきものがあります。また、中高生を対象に舞台芸術鑑賞機会を提供する「中高生舞台芸術鑑賞事業」では、令和5年度において静岡芸術劇場ほかで59公演を行い、14,443人の中高生にSPACの演劇を鑑賞いただきました。
一方で、これまで延べ86万人の観客を動員したにもかかわらず、2021年の「文化に関する意識調査」では、県民の認知度は29.3%にとどまっております。これは、県民へのPRが依然十分でないこと、広く県民に観劇機会を提供できていないことなどが原因であると考えられます。
調査結果を踏まえ、SPACでは、県東部及び西部地域での公演を増やし、観劇する客層の幅を広げる取組を行っており、5月末には浜名湖花博2024の会場である浜名湖ガーデンパークの屋外ステージにおいて「白狐伝」を上演し好評を博したほか、10月からは、中高生舞台芸術鑑賞事業において、東部・中部・西部の各地域で公演を行う予定であり、鑑賞機会の提供並びに人材育成に努め、認知度向上に向けた取組を推進しております。
引き続き舞台芸術公園及びSPACの認知度向上に向けた取組を推進してまいります。


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[ 主担当課 ]

スポーツ・文化観光部 文化局文化政策課

電話:054-221-2857

E-mail:arts@pref.shizuoka.lg.jp

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