ツキノワグマの生息域について


 寄せられたご意見  ( 受付日:令和5年10月21日 )

10月21日付の静岡新聞に、自然保護課の「生息域が拡大していることはないはず」というコメントが掲載されていた。今回は河津町で、2年前には西伊豆町で確認されている。何をもって生息域が拡大していないはずと言えるのか。最近クマの人的被害が多発している中、クマに対する住民の警戒心は相当上がっていると思われる。; またクマ・イノシシ・シカ等の対策はどのようになっているのか、住民の対応も含めて、その点についても知りたい。


 県からの回答    ( 回答日:令和5年11月06日 )

 10月21日付けの静岡新聞の記事につきまして、補足して回答します。
 今回河津町でシカ用のわなにかかったツキノワグマも2年前に西伊豆町でわなにかかったツキノワグマも若いオスの個体でした。
 ツキノワグマは1日10km以上を移動することもあり、特に若いオスは、母親から離れて分散することなどから、今回の個体は隣接地域から山伝いに伊豆地域に入り込んだ個体ではないかと考えております。
 そのため、現時点ではツキノワグマが伊豆半島に生息(=個体群を作って定着)しているとは言い切れないという意味合いでの見解でした。
 伊豆半島にツキノワグマが生息しているかは今後、専門家の意見を聞きながら慎重に検討してまいります。
 また、クマの対策につきましては、クマと出会わないための対策とクマが出没しないための対策、そして万が一クマに出会ってしまったときの対応をホームページや市町、報道機関を通して注意喚起しております。
https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/shizenkankyo/wild/1017680.html
 イノシシ・ニホンジカの対策につきましては、狩猟期間を延長(11/15〜2/15⇒11/1〜3/15)しているほか、市町の被害防止目的の捕獲頭数の許可基準を緩和し十分な頭数の捕獲に対応できるようにしております。
 特にニホンジカについては、県の事業としても捕獲を実施しており、繁殖力の高いニホンジカの増加を抑制するためメスジカを優先的に捕獲しているほか、奥山等の捕獲困難地でも捕獲を進めているところです。


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[ 主担当課 ]

くらし・環境部 環境局自然保護課

電話:054-221-2719

FAX:054-221-3278

E-mail:shizenhogo@pref.shizuoka.lg.jp

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