本会議会議録

議会補足文書

平成26年12月静岡県議会定例会

髙田　泰久（企画くらし環境委員会） 【 委員長報告 】
発言日： 12/19/2014
会派名：ふじのくに県議団

○議長（多家一彦君）　次は、企画くらし環境委員会委員長　髙田泰久君。
　　　　　　　（三十八番　髙田泰久君登壇　拍手）
○三十八番（髙田泰久君）　企画くらし環境委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
　今回、当委員会に付託されました案件は、第百六十四号議案「平成二十六年度静岡県一般会計補正予算」外三件であります。
　最初に、企画広報部関係から申し上げます。
　まず委員から、総合計画後期アクションプランで新たに設定した数値目標の総括的な評価についてただしたところ、当局から、二百六十一の数値目標のうち百五十六項目が新たに設定したものであり、実績が判明している百二十五項目の推移については現状値が目標値以上のものが二十四、期待値の三〇％以上のものが三十八となっている、このうち三つの数値目標は上方修正するほか、四つの数値目標は適正な水準への上方修正を検討していく、一方で基準値以下であった二十三の数値目標については、その要因を分析して施策の見直しや改善を図り計画期間内の目標達成に向け取り組んでいくとの答弁がありました。
　次に、人口減少対策の推進に向けた今後の取り組みについてただしたところ、人口減少問題に関する有識者会議から出生率の向上等を図る自然減対策と、人口流出に歯どめをかける社会減対策を柱とする抑制戦略と、人口減少社会への適応戦略、短期、中長期の時間軸を踏まえた対策や推進体制のあり方などについて提言されることとなっている、提言を踏まえ年度内を目途に静岡県らしい施策を盛り込んだ人口減少対策を構築するとともに、県内の各界各層の代表者で構成する県民会議を設立しオール静岡で対策を推進していく、来年度には県内五つの圏域ごとに地域会議を設立し、地域ごとに異なる強みや特徴を生かした効果的な対策を打ち出すことで人口減少を克服する活力ある地域圏の形成に取り組んでいくとの答弁がありました。
　そのほか、主要国首脳会議――サミット及び関係閣僚会合の誘致に向けた取り組み状況、エネルギー政策に係る推進体制のあり方、地域外交がもたらす効果などについても質疑等がありました。
　次に、くらし・環境部関係について申し上げます。
　まず、議案第百九十七号に関し県営住宅家賃の長期滞納者及び不法占有者に係る県営住宅の明け渡しのスケジュールについてただしたところ、今回の議決を得た後、来年一月に契約解除の手続を経た上、地方裁判所に明け渡しの訴訟を提起する、勝訴し、明け渡しに応じない場合には一カ月を経過した後に明け渡しの強制執行が行われるとの答弁がありました。また議案第百九十八号に関し家賃の支払いに関する和解条項が履行されない場合の対応についてただしたところ、和解条項が守られない者に対して家賃徴収嘱託員が臨宅して和解条項を遵守するよう指導していく、それでも守らない者には明け渡しの強制執行の手続をとっていくとの答弁がありました。
　次に、犯罪に遭遇したときに自分の身を守る方法を実際に体験しながら学ぶ子どもの体験型防犯講座の実績と今後の取り組み方針についてただしたところ、この事業は平成二十五年度から行っており、昨年度は四校、今年度は十七校で実施した、講座を開催した学校の教員からは、講座の内容が充実しており子供の反響もよく来年度もぜひ開催してほしいとの高い評価を受けている、多くの学校から開催希望が寄せられているため今後は講師の養成を含めてさらなる拡大を図り、より多くの学校で開催できるよう体制整備を図っていきたいとの答弁がありました。
　そのほか、議案第百六十四号に関し債務負担行為による静岡県男女共同参画センター修繕工事の概要、リニア中央新幹線工事に係る今後の対応、改訂版ふじのくに地球温暖化対策実行計画に盛り込む重点事業などについても質疑等がありました。
　以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百六十四号、第百六十五号、第百九十七号及び第百九十八号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）

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