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本会議会議録

答弁文書

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令和4年12月静岡県議会定例会

良知 駿一 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/08/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 良知駿一議員にお答えいたします。
 デジタルを活用した県づくりについてのうち、将来を見据えた三次元点群データの活用についてであります。
 コロナウイルス感染症の蔓延による生活様式の変容、ロシアのウクライナ侵攻による物流やサプライチェーンの変革など社会を取り巻く環境が大きく変化する中、新たな価値を創造し生活の質の高い社会を構築するにはDXの取組が必要不可欠であります。
 県では、DXの取組の一環としてデジタルツインを構成する三次元点群データを全国に先駆けオープンデータとして公開いたしました。それにより台風十五号の災害状況の把握や自動運転、バーチャルリアリティーによる富士登山体験などの観光コンテンツの充実など民間を中心に有効に活用されているところであります。もちろん議員御指摘の熱海土石流の失われた盛土の量、計測するのに三次元点群データがオープンデータ化されているので活用されたのは御指摘のとおりであります。
 一方、点群データの活用には閲覧等に特定の専用ソフトが必要であり加えてデータ変換の作業が求められるなど一部の技術者や研究者に活用が限定されている状況にあります。このため本年九月に本県と同じく先駆的にデジタルツインの推進に取り組んでいる東京都と協定を締結いたしまして誰もが使いやすいプラットフォームを共同で構築することといたしました。これにより県内全域にわたり三次元点群データを遂次取得、蓄積し災害対応や高精度地図の作成などに活用してきた実績を有する本県の強みと、国内外への発信力を持ち都市空間をデータ化し分析、シミュレーション能力にたけた東京都の強みが融合することにより、近い将来には本県や東京都から革新的な技術やノウハウが生み出され全国に広がることを期待しております。
 例えば、人流や物流などの移動データを反映した未来のまちづくりや巨大地震や風水害など広域災害に備えた計画づくりだけでなくエネルギーの効率化や自然環境との共生、医療、教育、産業振興などあらゆる分野でイノベーションが巻き起こり地域の活性化につながるものと、議員御指摘のとおり私も考えております。
 県といたしましては、新たな価値の創出に大きな期待と役割を果たす三次元点群データの活用をさらに加速し、産学官協働により好事例を生み出すことでデジタルツイン先進県として全国のロールモデルとなるよう安全で安心な利便性の高い地域づくりに取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp