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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年2月静岡県議会定例会

田形 誠 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2017番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 田形議員におかれましては羽織はかまの正装で議会に御出席賜りまして、この議場に花を添えていただいたような思いであります。またこの洋風の議場ではありますけれども和風の正装もよく似合うなという印象を持ちました。また田形議員の男前も一段と上がっているようにお見受けいたします。一つ心配いたしますのは議員バッジは穴をあけるやつでしょうか。そうするとあけなくていいやつですか、それは何よりです。我々のやつはねじ式になっておりまして後ろからねじで締めるということで、着物が傷んだのではないかと一瞬心配いたしましたが心配は無用だったようであります。
 さて、田形議員にお答えいたします。
 伝統工芸品産業の振興についてであります。
 本県には、歴史や生活の中で育まれてきた伝統工芸品が二十二品目ございます。そのうち百年以上の歴史を有し、国が指定する伝統的工芸品は議員が御案内くださいました駿河竹千筋細工、駿河ひな具、駿河ひな人形の三品目であります。また五十年以上の歴史を持ち、県が指定する郷土工芸品は駿河まき絵や議員地元浜松市の浜松注染そめ、ざざんざ織など十九品目となっております。
 しかし、近年のライフスタイルの変化などを受けて需要が減少し後継者も不足してきております。このため県は、販路開拓を第一に職人による実演や製作体験教室を交えた展示販売会を富裕層をターゲットに渋谷や青山の百貨店やギャラリーなどで開催してまいりました。具体的には渋谷の東急百貨店本店におきまして静岡県の伝統工芸品展を、また目黒でグレッグアートギャラリー企画展に出展いたしました。赤坂の青山スクエア特別展にも出展いたしました。また池袋の東武百貨店におきまして伝統的工芸品展WAZA二〇一七に出展いたしました。また台東区、国主催の浅草橋ヒューリックホールにおける伝統工芸品展にも出展をした次第でございます。これは昨年の実績でございますが、今後につきましても首都圏での展示販売会を継続するほか消費者を対象にアンケート調査を実施するなどマーケットの情報を生産者に的確に届けるとともに、伝統工芸品を手軽にオーダーメードできるネットビジネスの仕組みの構築についても取り組んでまいります。
 また、新商品の開発ではマーケットインの考え方を基本に支援してまいります。伝統工芸品のたくみのわざと県内企業の持つものづくり力やデザイン力との新結合によりライフスタイルの変化に対応した魅力ある新商品の開発が可能となります。これまでにも駿河漆器の生産者と日本を代表するデザイナーとの連携により県産材を用いた斬新なデザインのトロフィーを製作したほか、駿河漆器と最先端のコーティング技術の結合による各種グラスの開発にも取り組んでおります。
 さらに、後継者の養成につきましては、伝統工芸品を多く有する静岡市や浜松市との連携を強めていくほか静岡文化芸術大学が現在伝統工芸などのたくみのわざを継承する人材の育成に向けた取り組みを始められておりまして、これも支援してまいりたいと思います。クールジャパンの一端を最も担えるのがたくみのわざではないかというふうに思っております。
 県といたしましては、引き続き伝統工芸品の魅力を広く情報発信するとともに、将来にわたってマーケットから支持され、かつ地域に根差した産業として継承されていくように積極的に支援をしてまいります。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp