• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年2月静岡県議会定例会

仁科 喜世志 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/24/2017番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 教育行政についてのうち、外国語及び道徳の教科化についてお答えいたします。
 県教育委員会といたしましては、学習指導要領改訂の趣旨を踏まえつつ、円滑な移行に向け学校現場の準備を着実に進めていくことが大切であると考えております。
 外国語の教科化につきましては、英語免許保有者など十分な英語指導力を有する教員の確保が課題となります。そのため県教育委員会では、採用試験の加点措置による有資格者の積極的な採用や現職教員向けの研修を拡充してまいります。また授業実践経験とともに英語に関する資格やさまざまな海外経験等を有している教員を、県独自に英語指導資格教員として認定することといたします。
 これらの取り組みを通じ、次期学習指導要領が全面実施される平成三十二年度までに全ての小学校に指導力のある教員を配置するよう努めてまいります。
 道徳につきましては、答えが一つではない課題に向き合い、考え、議論する道徳教育への転換を目指し、特別の教科として位置づけられました。このことから、教育課程全体を取りまとめる立場にある教頭を対象とした授業力向上研修で道徳を含めた学習指導要領の全体像を示すとともに、各校で選任している道徳推進教師に対する研修も充実させてまいります。また評価については単に数値によるものではなく子供たちの道徳性に係る成長の様子を把握することが求められており、そのためには教師が児童生徒との日ごろのかかわりを大切にし、「褒めて伸ばそう」のスローガンのもと、個々のよさを見出す姿勢を持って取り組むことは重要であると考えております。
 外国語、道徳の教科化に向けて教員の適切な配置と学校現場の多忙化解消の取り組みを推進し、学習指導要領の改訂に伴う教員の負担感の軽減につなげるとともに、引き続き学校現場のニーズに応じた情報提供等に努めてまいります。
 次に、高校生等による防災国際会議「世界津波の日」高校生サミットin黒潮についてであります。
 このサミットは、「次世代を担う私たちができること」をテーマに開催され、本県からは県立裾野高等学校と静岡学園高等学校の二校が参加いたしました。裾野高校は、各学校が状況に応じてスムーズな避難を行うため避難ルート上の目印や留意点を画像でわかりやすく示した学習システムを発表しました。また静岡学園は、被災後に地域の避難所支援に高校生に何ができるのかを検討した上で避難所運営教材のHUG――エイチ・ユー・ジー、これは避難所運営ゲームの頭文字をとったHUGを取り入れた防災学習の取り組みについて発表いたしました。このサミットに参加した高校生は黒潮町の地域と高校生が密接にかかわり合い防災対策を進めている姿や、海外の高校生が災害復興に対して意欲的に活動している状況を知り、みずからが積極的に行動することが大切であると再認識したとのことでありました。
 中高生は地域防災の担い手として期待されているところであり、来月には熊本地震で活躍した中学生を本県に招き、震災体験、避難所運営など被災地での活動について学ぶことになっております。
 県教育委員会といたしましては、これらの学びを生かして学校防災推進協力校との協議会や地区別研修会などの場で広く周知し、来年度計画している学校の防災計画の見直しへ中高生が積極的に参画することや、被災時にみずから行動を起こすことができるよう、防災教育の充実に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp