本会議会議録
答弁文書
令和2年12月静岡県議会定例会
野崎 正蔵 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:12/10/2020番目)
答 弁 者 | : | 知事 |
○副議長 (良知淳行君) 川勝知事。
○知事 (川勝平太君) 野崎議員にお答えいたします。
私の数々の不適切な発言についてであります。
議員御指摘のとおり今年二月以降におきましても私の発言には不適切なものがあり県民の皆様には大変御心配をおかけいたしました。 私の発言により傷ついた皆様には率直におわびを申し上げます。
私の性格についてでありますけれども、 議員御指摘のとおり自分の背中は自分では見えません。 自分の目は自分で見ることができません。 ですから私自身による自己の性格分析は当てにならないと思いますが身近なものの評価は当たっているところがあるのではないかと思います。 弱い者はいじめない、 権限や権力を持つ人に対しても間違っていると思ったことははっきり申し上げる性格であるようであります。
思い起こすことがございまして小学校一年生、 二年生のときにマツザカミチ先生という先生に教わりました。 私は京都の小学校を出たんですけれども、 やがて五十を過ぎまして京都の研究所に勤めました。 ある折にそのマツザカミチ先生が京都の社会教育のトップにいらっしゃいまして、 あのマツザカミチ先生だと思い御挨拶に参りました。 そしたら四十年以上たっていたんですけれども先生は覚えてらして、 そしてクラスの仲間といたずらをするとそのときも率先して謝っていたと、 そして嫌なことも嫌な顔をせずに進んでやっていた等々おっしゃって、 そして子供の平太君を私は尊敬していたのよと言われまして面食らうといいますか先生の愛情の深い人格に深く感じたことがございました。 またベートーベンの精神とか宮沢賢治の精神とかに深く共感するところがありますが、 そうしたところも自分の性格と関係してるのかもしれません。
時に義憤に駆られまして発言内容が物議を醸すことがございます。 私自身同様な発言を向けられれば恐らく間違いなく傷つくと存じますけれども、 もしそれが当たっていれば改めるように努めると思います。 十分自戒に努めまして不適切な発言をしないように自らに言い聞かせています。
職員に対してはということでございますが、 公務員八箇条あるいは公人三則というのは私が自ら書き記したものであります。 公務員、 ここにいらっしゃる皆さんでありますけれども、 身に私を構えないと、 うそ偽りは言わないと、 上にへつらわず下に威張らないと、 礼節はわきまえると、 人の艱難は見捨てないと、 恥ずかしいことはしないと、 信念を曲げずに情理を尽くして説得に当たると、 ものの哀れを知り人に情けをかけるということでございますが、 これは自らに言い聞かせまた折に触れて職員の皆様方にも申し上げていることでございます。
今後とも、 こうした公務員八箇条あるいは来る者を拒まず努力を惜しまず見返りを求めずという自らに課している公人三則ということに一層心がけてまいりますので、 県議会の皆様の御理解御協力も賜りますようにお願い申し上げるものであります。
その他の御質問につきましては、 副知事、 関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。
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