本会議会議録

議会補足文書

平成30年９月静岡県議会定例会

山﨑　真之輔(建設委員会) 【 委員長報告 】
発言日： 10/11/2018
会派名：ふじのくに県民クラブ

○議長（渥美泰一君）次は、建設委員会委員長　山﨑真之輔君。
　　　　　　　（二十三番　山﨑真之輔君登壇　拍手）
○二十三番（山﨑真之輔君）建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
　今回、当委員会に付託されました案件は、第百十四号議案「平成三十年度静岡県一般会計補正予算」外六件であります。
　まず委員から、議案第百十四号に関し平成三十年七月豪雨を踏まえた緊急防災・減災対策の内容についてただしたところ、当局から、ハード対策として緊急パトロールにより洗い出した緊急対応が必要な河川の河床掘削や伐木、人家等が近接する砂防堰堤の除石や流路のしゅんせつなどを行う、またソフト対策として災害時に拠点となる役場や病院等に係る河川の洪水浸水想定区域図を作成するとの答弁がありました。
　次に、駿河湾フェリーの事業継続に向けた運航方法の考え方についてただしたところ、重要な社会インフラである駿河湾フェリーを来年四月以降も切れ目なく運航していくための当面の措置として現在運航業務を担っている株式会社エスパルスドリームフェリーに引き続き実運航をお願いした、具体的な運航方法や必要経費については九月補正予算に計上した駿河湾フェリー運営体制調査検討事業費の中で検討していく、また県では二十万人分の運賃収入があれば運航経費を賄えるものと試算しているが、この二十万人の実現に向けて観光施策と連動した誘客促進を図っていくとの答弁がありました。
　次に、遠州灘海浜公園基本構想で導入が望ましい施設とされている野球場の方向性についてただしたところ、多くの県民がいろいろな形で楽しめるボールパークのようなものを想定している、本公園をスポーツの聖地とすることについては今後公園基本計画の策定の中で具体的な施設や導入する機能について県民のニーズ等を踏まえ、地元浜松市と一体となって明確化していくとの答弁がありました。
　次に、沼津駅周辺総合整備事業に関し新貨物ターミナルの整備に係る土地収用法第三十五条に基づく立入調査の準備状況と調査後の取り組み方針についてただしたところ、現地における公道上基準点の確認計測や取得済み用地の境界杭復元等のための事前測量の実施、関係機関との協議や調査員の研修など県は共同事業者として市と調整しながら調査の準備を進めている、調査後は反対地権者の方々に補償金額を提示して公共事業の税控除のメリットを説明するなど任意交渉を粘り強く続けていく、最後まで理解いただけない場合の裁決申請の準備も並行して進め一日も早い用地取得完了を目指すとの答弁がありました。
　そのほか、議案第百二十五号に関し浜松市沿岸域津波対策施設等整備事業工事の詳細、台風二十四号による被災状況と復旧の見通し、県有建築物への県産材の活用実績及び今後の活用見込み、安心・安全のための交通基盤部関係予算枠の拡大に対する所見、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック自転車競技コースにおける道路補修などについても質疑等がありました。
　以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百十四号、第百二十一号及び第百二十三号から第百二十七号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）

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