• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

ここから本文です。

本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和5年2月静岡県議会定例会
蓮池 章平討論
発言日: 03/10/2023
会派名: 公明党静岡県議団


○議長(藪田宏行君) 次に、七十番 蓮池章平君。
       (七十番 蓮池章平君登壇 拍手)
○七十番(蓮池章平君) 私は公明党静岡県議団を代表して、本定例会に知事から提出されました第一号議案「令和五年度静岡県一般会計予算」、令和四年度一般会計補正予算、特別会計及び企業会計予算のほか、条例全ての議案に賛成の立場からその理由と若干の意見を述べ討論をいたします。
 ロシアによるウクライナへの侵略から一年が経過しいまだその収束の道筋は見えていません。燃油や食料品、衣料品など物価高騰はとどまることを知らず県民生活に大きな影響を及ぼしています。県民生活を守る観点から、国の支援を待つことなく必要な手だてを迅速に打つべきであると冒頭に申し上げておきたいと思います。
 公明党県議団として、昨年十二月二十日、川勝知事に対し新型コロナウイルス感染症対策として二十二項目、令和五年度当初予算に対して六つの柱から成る二百四十三項目の予算要望を行ったところであります。
 新型コロナウイルス感染症は、政府が五月八日から感染症法上の位置づけを二類相当から季節性インフルエンザと同じ五類相当へと変更する方針を決定をいたしました。季節性インフルエンザと異なり一年間を通じて感染拡大をするということや治療薬の開発が道半ばであることなどから引き続き医療提供体制を十分に確保していただくとともに、社会福祉施設等に対する感染防止体制の支援を求めたいと思います。
 また、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた新たな感染症への備えとしてふじのくに感染症管理センターが整備され防疫体制が強化されることは評価をいたしますが、有事の際にその機能が十分に発揮できるよう万全を期していただきたいと思います。加えて県内の事業者の皆様への対応としては、コロナ関連融資の返済が迫る中、借換え融資などきめ細かな対応に引き続き取り組んでいただくとともに、コロナで痛んだ本県経済の再生に向けて経済対策を進めていただくよう要望いたします。
 令和五年度一般会計予算であります。
 要望した安心・安全社会の実現については、新たな地震・津波対策アクションプログラムに基づく取組が、三年間で七十五億円規模の地震・津波対策等減災交付金を活用して迫りくる自然災害から県民の命を守るためにスピード感を持って市町と連携して展開され余すことなく活用されることを、また台風十五号の被害復旧についても迅速な対応を望みます。盛土規制強化のための体制や子供の命を守るための体制についても強化が図られることを期待をいたします。
 夢あふれる社会の実現につきましては、これまで公明党県議団として求めてきた出会いから結婚、妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援が市町との緊密な連携により推進されること、医療的ケア児に対して訪問看護師と連携して通学、在学の支援が着実に行われ安心して学べる体制が整備されること、ヤングケアラーへのより一層手厚い支援体制が構築されることを期待をいたします。
 健康長寿社会の実現では、医療提供体制の脆弱な本県にとって欠くことのできない医師の確保について医学修学研修資金の地域枠を全国最高水準の六十八名まで拡充するとのことですが、県内の地域偏在解消に向けた取組を併せて望むところであります。また顕在化する認知症に対して認知症総合対策推進事業費や認知症の人をみんなで支える地域づくり推進事業費が計上されておりますが、実効性が担保されるよう望みます。
 活気あふれる社会の実現については、本県が移住したい県ランキングで三年連続の一位となり、その勢いに拍車をかけるためにも市町との連携をさらに強め施策展開を求めたいと思います。一方で二十代女性の転出超過が大きな課題であり、若い女性が静岡で働きたいと思っていただけるようスピード感を持った対応を要望いたします。
 調和のとれた社会の実現については、二〇五〇年のカーボンニュートラルを目指して建築物のZEB化や再生エネルギーの普及促進が図られるよう、より一層の努力を望むとともに、多文化共生社会の実現に向け県の指導力の発揮を求めるところであります。
 次に、令和四年度一般会計補正予算についてであります。
 本補正予算には中小企業等物価高騰対策緊急支援事業費助成の補正が計上されております。この事業は物価高騰に苦しむ中小・小規模事業者を支援するために組まれた助成事業でありますが、申請当初からシステムのトラブルや見込額の誤算によりせっかくの支援が県民の不安と批判にさらされる事態となっております。現時点でも申請した事業者全てに支払いが完了しておらず問い合わせをしても明確な回答が得られないとの声があります。知事に対して要望した際にも申し上げましたが、今回の失態の原因を明確にし大いなる反省と二度とこのような事態に陥らないよう、また一刻も早く申請者に支払いを完了するよう強く要望しておきます。
 最後に、二月九日熱海の土石流災害で行方不明であった太田和子さんの遺骨が見つかり御遺族の元に返られました。何の責任も罪もない二十八名の尊い命が失われたことを私たちは決して忘れてはなりません。そしてその原因の根底にはセクショナリズムや自己保身、組織防衛など県の組織文化に問題があることが明らかとなりました。今県職員の皆様は組織文化を変えるための強い意志をなくしていませんか。組織文化を変えるための努力をしておりますか。来年度の事業執行に当たり全ての県職員がそのことを胸に深く刻んで仕事に取り組まれるよう強く望み討論といたします。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp