ここから本文です。
本会議会議録
議会補足文書
令和３年６月静岡県議会定例会
| 曳田 卓 【 討論 】 発言日： 08/16/2021 会派名： ふじのくに県民クラブ |
○議長（宮沢正美君） 次に、三十三番 曳田 卓君
（三十三番 曳田 卓君登壇 拍手）
○三十三番（曳田 卓君） 私は、ふじのくに県民クラブを代表して知事提出の第八十三号、第八十四号、第八十六号から第九十号及び第九十四号から第九十七号議案の全ての議案に賛成の立場からその理由と若干の意見を述べて賛成討論をいたします。
最初に、第九十六号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
七月一日から降り続いた大雨により熱海市での土石流災害や県東部地区での浸水被害などが発生し、我が会派では七月五日に被害の回復に向けた要望を行ったところであります。本議案の予算案は避難所運営や民間賃貸住宅の借り上げ支援、生活再建支援金の支給、被災者の心のケアを行う専門相談員やスクールカウンセラーの配置など多くの被害を被り心の傷を負った被災者に寄り添い、我が会派の要望に沿うものであることから賛成をいたします。課題はまだまだ山積しておりますが引き続きインフラの本格的な復旧や被災者のケアなどを進めてくださるようお願いをいたします。
また、新型コロナウイルス感染症はデルタ株による置き換わりなどの要因により本県でも爆発的と言える感染状況となっています。
この感染拡大を抑えるためには、六十四歳以下の世代にも早期にワクチン接種を進めていくことが重要であることから、個別接種や障害者施設等の巡回接種を行う医療機関への支援や職域接種への助成が実施されることを高く評価し賛成をいたします。一日も早く多くの希望する県民がワクチン接種できるよう努力していただきたいと思います。
このほか知事が自然環境の保全に取り組むと言われる中、富士川の豊かな水環境の保全のため山梨県と連携して水質調査を実施することは富士川の汚泥問題やサクラエビの不漁問題解決へのきっかけになるものと期待し賛成をいたします。この調査がオープンな形で行われ科学的な評価がされることを期待をいたします。
次に、第九十七号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
新型コロナウイルス感染症は全国的に感染拡大をしており、本県においても八月八日から三十一日までまん延防止等重点措置が適用されることとなりました。これに伴い対象地域の飲食店や大規模集客施設等には酒類提供の制限や営業時間の短縮が求められており、当該事業者や関連事業者にも大きな影響が出ているところです。また各市町の感染状況は日々変化しており、重点措置の対象地域についても見直しをするなどの柔軟な対応が求められています。
こうした状況を受け、我が会派では八月十日と十一日に飲食業界や関連事業者への支援、重点措置対象地域の柔軟な見直し等について要望を行ったところであり、今回の追加予算案では時短営業または外出自粛の影響を受けている県内の中小企業や個人事業者等の事業継続を支援する国の支援金に加え県独自に酒類製造や販売事業者への上乗せを行ったこと、また対象地域の見直しを行ったことは我が会派の要望に沿うものであり賛成をいたします。
現在の爆発的な感染状況から脱するためには事業者の皆様の協力は不可欠であり、日々の状況に応じて柔軟な対応を進めるよう重ねて要望をいたします。
その他の議案につきましても、条例改正など県政を進める上で必要なものであると認められ賛成をいたします。
以上、全ての議案に賛成し議員の皆様の賛同を頂きますようお願いをして私の討論とさせていただきます。ありがとうございました。（拍手）
お問い合わせ
Copyright © Shizuoka Prefecture. All Rights Reserved.