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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年9月静岡県議会定例会

森 竹治郎 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/28/2018番目)
答 弁 者農林水産戦略監


○農林水産戦略監(芦川敏洋君) 水産漁業の振興についてのうち、観光との連携についてお答えします。
 県内産の特色ある水産物は本県の重要な観光資源にもなっており、例えば伊豆漁協や内浦漁協の直営食堂は新鮮なキンメダイやマアジなどの料理を目当てに年間六万人以上もの来客があり、また由比港漁協の由比サクラエビまつりには四万人もの来客でにぎわっております。こうした産地ならではの鮮度がよい商品の提供とお買い求めいただいたお客様の評判が宣伝効果となって漁業者を初めとする水産業界全体の所得向上に結びつくとともに、より多くの観光客を呼び込むことで地域経済全体の活性化にも貢献するものと認識しております。
 このため、県では漁村地域が一体となって取り組む浜の活力再生プランとして県内各漁協が中心となった直売所や食堂などの整備、観光分野などと連携して運営を支援しており、例えば伊豆漁協の稲取地区では現在農水産物直売所の整備が進められ、JA伊豆太陽農協などと連携して運営、販売を行っていく予定であります。
 また、昨年度県内十四カ所の漁協、漁港食堂を紹介するポケットマップを作成してPRキャンペーンを実施しお越しいただいた皆様から良好な評価を得たことから、本年度は県漁業協同組合連合会や関係団体に県が加わって静岡県産水産物等PR推進部会を立ち上げ、業界が一体となってイベント活動の充実を図るとともに各種メディアや企業と連携して効果的なPR活動の展開に努めてまいります。
 県といたしましては、今後とも東京オリンピック・パラリンピックなどの世界的なイベントの開催の機を逃すことなく、観光分野との連携を図って本県水産業の振興に取り組んでまいります。
 次に、魚礁整備の取り組み状況についてであります。
 県は、県内沿岸漁場での生産力の底上げを図り水産資源を持続的に利活用していくため、魚礁の設置や増殖場の造成など漁場整備を積極的に実施してまいりました。近年の成果として好漁場となる岩礁が少ない遠州灘におきましてシラス漁獲量の増加をもたらす魚礁の設置を行ったところでありますが、現在平成二十六年度から三十三年度までを計画期間として伊豆半島沿岸海域水産環境整備マスタープランに基づき、東伊豆や松崎といった伊豆半島沿岸七カ所におきまして順次魚礁設置を中心に進めているところであります。
 具体的には、大部分が当該地域で一生を終えるとされているマダイの増殖に着目し、稚魚から成魚までそれぞれの成長段階に配慮した魚礁の整備を進めていくこととしております。
 本マスタープランの進捗状況につきましては、平成二十七年度に伊東市地先、二十九年度に松崎町地先において魚礁設置工事を完了したところであり現在は河津町地先で工事中であります。またその後に南伊豆町の大瀬地先、妻良地先の順で進める計画となっております。
 県といたしましては、こうした魚礁整備を着実に進めていくことで伊豆半島沿岸海域全体の資源、漁獲量の回復を図り、生産力向上につなげてまいりたいと考えております。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp