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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成31年2月静岡県議会定例会
河原崎 聖討論
発言日: 03/08/2019
会派名: 自民改革会議


○議長(渥美泰一君) 次に、十番 河原崎 聖君。
       (十番 河原崎 聖君登壇 拍手)
○十番(河原崎 聖君) 私は自民改革会議を代表し、今定例会に提出されました知事提出議案第一号から第百三号までと議員提出議案第一号の全ての議案に賛成し、賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論といたします。
 最初に、第一号議案「平成三十一年度静岡県一般会計予算」についてであります。
 我が会派は、平成三十一年度当初予算編成に当たり政務調査会を中心に県内六十七の支部のほか県内諸団体からの聞き取りを行い、昨年十二月に県民の切なる思いを七つの重点項目に取りまとめ知事に要望書を提出いたしました。
 予算の内容を重点項目と照らし合わせて見ていきますと、まず一つ目の経済成長の加速と産業人材の確保についてはマリンバイオテクノロジーを活用し先導的なモデル研究などに取り組むとともに、EVや自動運転化等に取り組む県内企業の研究開発や事業化への支援を行うなど新たなビジネスの創出を図ることとしております。またICT人材の確保育成の推進や県内企業による海外の高度人材採用を支援することとしており、産業構造の変化を見据え次世代型産業の創出そして必要な人材確保に向けた的確な対応であると考えます。
 次に、二つ目の人口減少社会を克服する子育て支援と医療・福祉の充実では保育所や幼稚園等の通園費を無償化するとともに、発達障害者とその家族を支援するため東部と中西部地域に発達障害者支援センターを開設するための準備を進めるとしております。また市町と連携して過疎地域等の救急医療機関等の整備を支援するとしており、安心して子育てや医療・福祉サービスを受けられる環境を整備する有効な施策と考えます。
 三つ目の豊かな県民の暮らしの実現については、道路や河川、砂防施設、信号機など県民に身近な生活環境の整備を進めるほか昨年大きな被害をもたらした台風や局地的豪雨などの自然災害から県民を守るため国の防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策に対応し、道路や河川等の防災インフラの整備に新たに取り組むなど県民が安心して豊かな生活を送るために必要な施策が盛り込まれております。
 四つ目の本県の魅力を生かした観光交流の促進では、間近に迫るラグビーワールドカップ二〇一九、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに対する万全の準備、デスティネーションキャンペーン本番における誘客促進、国内外からの観光客の受け入れ環境整備に取り組むとしており、本県を訪れる多くの人が何度でも静岡県を訪れてみたいと思うような事業効果を期待するものであります。
 五つ目の教育・人づくりの充実においては、県立高校校舎の老朽化に対応するため計画的に建てかえや改修を行うとともに、地域産業を支える人材を育成するため専門高校への実習用設備の導入を前倒しで行うこととしております。また特別支援学校における空調設備について普通教室は本年夏前までに、特別教室は平成三十二年度末までに整備を完了することとしているなど児童生徒の学習環境の改善が期待できる内容となっており大いに評価するものであります。
 六つ目の県民の生命財産を守る危機管理体制の強化では、南海トラフ地震の新たな防災対応について国と連携して本県の地域特性やこれまでの防災施策を踏まえた県版ガイドラインを策定することとしております。また市町が取り組む地震・津波対策に対してはメニューを追加した上で支援を継続し地震・津波対策アクションプログラム二〇一三の着実な推進を図ることとしており、ハード・ソフト対策を合わせ本県の防災対策の充実強化が図られるものと考えます。
 このように、来年度当初予算は我が会派の重点項目がおおむね盛り込まれる内容であると評価し賛同するものであります。
 次に、第六十五号議案「静岡県茶業振興条例」についてであります。
 この条例を制定する目的は、茶業関係者の役割を明らかにし茶業振興のための施策やお茶の評価の維持向上、信頼の確保のための措置を講じ茶業の健全な発展に寄与することとされております。これまでの製茶指導取締条例を引き継ぎ添加物による着味着色を規制するため、知事が定める物質を混入してはならないと規定し、静岡茶の評価の維持向上や信頼の確保にかかわるものは引き続き規制し、フレーバー類等の商品開発の促進にかかわるものはこれまで必要だった許可手続を経ずに使用可能とするものであります。よって条例施行後はこれまで取り組んできた本県産のお茶本来の味と香りを引き出し高める栽培や加工技術が継承されるとともに、急須で飲むリーフ茶、飲みやすいペットボトル用中級茶、海外等で人気の抹茶など多種多様な消費者ニーズに応える新商品の開発が促進され静岡茶を使った魅力的な商品による業界の発展が期待されるところであります。
 また、こうした静岡茶の品質向上や消費の拡大のほか人材の育成や確保、生産者の経営発展、茶園の整備集積、製造・加工・流通の高度化など本県の茶業振興に必要な八つの基本的な施策が定められており、茶業の担い手がやる気を持って取り組めるよう確かな支援策が期待されるところであります。
 ついては、条例の目的である本県茶業の健全な発展に向け県当局が具体的で有効な施策を推進していくよう要望するところであります。
 以上、我が会派は今回提案されました知事提出議案第一号から第百三号までと議員提出議案第一号の全ての議案に賛成するものでありますが、県当局におかれましては県民が実感できる力強い景気回復を早期に実現させるとともに、人口減少対策や頻発する自然災害への対応、医療や福祉、教育の充実など喫緊の課題に対し県民本位の着実な県政運営に取り組むことを改めて強く求めるところであります。議員各位の御賛同を求め賛成討論といたします。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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