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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成30年2月静岡県議会定例会
盛月 寿美討論
発言日: 03/16/2018
会派名: 公明党静岡県議団


○議長(杉山盛雄君) 次に、二十五番 盛月寿美君。
       (二十五番 盛月寿美君登壇 拍手)
○二十五番(盛月寿美君) 私は公明党静岡県議団を代表して、本定例会に知事から提出されました第一号議案「平成三十年度静岡県一般会計予算」、特別会計、病院・水道事業会計、平成二十九年度各補正予算外、条例など第八十六議案までの全ての議案に賛成の立場から意見を付し討論をいたします。
 まず、第一号議案「平成三十年度静岡県一般会計予算」であります。
 平成三十年度当初予算は、社会保障関係費などの義務的経費が増加する一方で一般財源総額が据え置かれる中、昨年十二月の部局調整案提出時点においては財源不足が五百九十八億円となるなど大変厳しい予算編成が見込まれました。しかしながら県内景気の順調な回復のもと県税収入が前年度に比べ実質的に二百六十億円増加するなど明るい兆しが見え始めました。こうした中、静岡県の新ビジョンである富国有徳の美しい"ふじのくに”の人づくり・富づくりの重点施策を積極的に展開する、新総合計画初年度にふさわしい予算編成となりました。
 公明党静岡県議団は予算編成に当たり昨年十二月に、県民幸福度の最大化に向け安心・安全な県土の構築、人口減少・少子化社会の克服、力強い経済・産業の実現など七つのテーマ、二百三十二項目にわたる要望を知事に提出いたしました。来年度予算では我が会派の要望が各所に反映されたことを高く評価いたします。特に命を守る安全な地域づくりのため木造住宅の耐震補強計画と補強工事を一体的に支援し、助成額を大幅に拡充した新たな制度の創設を評価いたします。全ての県民の命と財産、生活を守り抜くことが県政の最優先課題であり、我が会派が提案している「静岡防災」の発刊についても今後前向きな取り組みを期待するとともに、一人も犠牲者を出さないという強い決意で安心・安全な県土の構築に全力を挙げて取り組むよう強く望みます。
 力強い経済、産業の実現に向けては本県経済を支える中小企業への支援が重要であり、特に深刻な後継者問題など事業承継への支援を充実するため事業承継資金の融資枠と融資限度額を拡充したこと、事業承継ネットワーク事務局を拠点に県が本腰を入れて事業承継支援に取り組むことにより、本県の産業基盤を盤石にする点で実効性が上がるよう取り組んでいただきたいと思います。
 安心して子供を産み育てられるふじのくに構築のため人づくり、子育て支援、医療・介護の充実は喫緊の課題であります。特に障害のある方へのきめ細かい支援をさらに充実するよう求めます。
 特別支援学校全教室へのエアコン設置については、今後二年間の計画で進められることと承知しておりますが一日も早い教育環境の整備が求められており、早期に設置が完了するよう努力していただきたいと思います。また今年度開始したヘルプマークの県民理解を深め普及啓発と配布をさらに推進するよう望みます。
 東部看護専門学校助産師養成課程設置に向けて、平成三十一年四月開設を目指し来年度も確実に準備を進めていただくことを要望いたします。
 こども医療費助成については公明党静岡県議団として求めてきたことであり、対象を高校生まで拡充することは子育て家庭の教育における経済的負担の軽減を図り安心して子供を産み育てられる環境整備のための重要な施策として評価いたします。一方で実施状況に地域差が出てしまうことを危惧しています。静岡市、浜松市、両政令市との連携、調整を一日も早く行い県内全市町で足並みそろえて実施できるよう県がしっかりとリーダーシップを発揮していただくよう求めたいと思います。
 大規模スポーツイベント開催の推進については、ラグビーワールドカップ二〇一九、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに向けてハード・ソフト両面の準備を加速させ大会の成功に向けて万全の準備を進めるよう求めます。
 行財政改革の取り組みについては、新たな歳入の確保とそれぞれの事業を再度見直し歳出のスリム化を継続して進め健全な財政運営に引き続き取り組んでいただくよう望みます。県職員の皆様が健康で働きがいや生きがいを感じて職務に当たることが県民サービスに直結します。県庁の働き方改革の推進にも大いに期待申し上げます。
 次に、第四十九号議案「平成二十九年度静岡県一般会計補正予算」について申し上げます。
 平成二十九年度は全体で百五十六億五千百万円の増額補正となっておりますが、一方で特に気になるのは緊急地震・津波対策等交付金で七億六千六十七万円の減額補正をしていることであります。この傾向は昨年度も同様であり、二年間で十七億二千九百七十五万円もの予算を使わずに不用額としている状況を看過することはできません。要因を正しく分析し、市町における防災対策事業が確実に行われ適正な予算執行がされるよう改めて強く求めておきます。
 次に、条例関係について申し上げます。
 第二十三号議案「職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。職員の仕事と子育ての両立支援を目的とする子育て部分休業制度を導入し、部分休業の対象となる子を小学校一年生から三年生までの子、障害のある子は十八歳までに拡充する改正案を評価いたします。今後も県が率先して仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組むことを望みます。
 このたび策定されます次期総合計画を、県民と共有し真に県民のための計画として県民幸福度の最大化に向けて着実に推進していかれることを強く望みます。
 最後に、本定例会の我が会派の代表質問でただしましたが、県では法令等遵守徹底の推進をしてきたにもかかわらず本年度も職員の不祥事が相次いで発生しました。徹底してコンプライアンス意識の醸成を図り、今後不祥事根絶に向け一段と強い決意で臨まれますよう改めて強く求めておきます。
 以上、本定例会に提出された議案の全てに賛成の立場から意見を申し上げました。良識ある全議員の皆様の賛同を心から期待し討論といたします。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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