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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

盛月 寿美 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/28/2020番目)
答 弁 者経済産業部長


○議長(山田 誠君) 天野経済産業部長。
       (経済産業部長 天野朗彦君登壇)
○経済産業部長(天野朗彦君) 新型コロナウイルス感染症対策についてのうち、雇用人材のマッチング支援についてお答えいたします。
 新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によりまして厳しい雇用情勢が続く中、一時的に人材過剰となっている企業がある一方で、巣籠もり需要などによりまして人材不足の企業もございます。こうした企業間における雇用シェア、異業種間のマッチングによる雇用維持の取組は失業者の増加を抑制するために極めて重要であります。
 このため、県では在籍型出向に重点的に取り組む公益財団法人産業雇用安定センターと連携し、こうした人材過剰の企業と人材不足に悩む企業とを結びつける企業間のマッチング促進に取り組んでおります。具体的には、県と商工団体が協力し人材が過剰となっている企業と人材が不足している企業双方のニーズを把握する調査を実施しその結果を産業雇用安定センターにつなげております。これまでに産業雇用安定センターには七十社を超える企業からマッチング希望が寄せられ、同センターが独自に収集したニーズも加えまして八月末までに九十一人のマッチングにつながり着実に成果が上がりつつあります。
 新型コロナウイルスの感染拡大によりまして経済活動の先行きが見通せない中、雇用環境も引き続き楽観を許さない厳しい局面が続くものと考えられます。
 このため、県といたしましては産業雇用安定センターや商工団体などと密接に連携し雇用の維持が難しい企業と人材不足の企業を結びつけていく人材のマッチング支援に一層注力し雇用の維持に全力で取り組んでまいります。
 次に、女性活躍促進を踏まえた事業承継への支援についてであります。
 新型コロナウイルスの感染拡大によりまして先行きの不透明感が広がる中、廃業を検討する経営者も増えており、事業承継の問題は地域経済の持続的な発展にとってこれまで以上に重要な課題となりつつあります。
 議員御指摘のとおり、近年女性が会社を継ぐケースが増えてまいりました。しかし事業を承継した女性経営者は経営や労務管理上の様々な悩みや不安を抱えております。
 県は、本年一月県経営者協会主催の新産業創出懇談会におきまして県内中小企業の女性経営者の皆様と意見交換を行いました。その中で参加者からは、男性技術者中心の製造業の職場を女性が引き継ぐことに不安がある、女性も十年以上の計画を立て後継者としてしっかりと教育していくべきといった意見が聞かれました。
 県では、女性が事業を承継する場合にこうした先輩女性経営者の経験が一歩を踏み出す勇気を与えられるものと考え、女性の後継者支援を目的とした女性経営者団体A・NE・GO――アシスト・ネクスト・ゴーの略称でございまして――A・NE・GOと連携した事業承継支援に取り組んでおります。
 具体的には、商工団体等が開催する事業承継の個別相談会におきまして、相談者が女性の場合にはA・NE・GOのメンバーに助言を頂くこととしております。また円滑な事業承継を進めるため、商工団体等が実施いたします後継者養成塾などに講師としての参加を依頼しております。加えて県では現在具体的な事業承継の時期や手順を定めた事業承継計画の策定を支援しているところでありますが、この中で女性の後継者教育につきましても計画策定の視点に加え、女性が経営の第一線でその能力を十分に発揮し大いに活躍できるよう支援してまいります。
 県といたしましては、こうした取組を通じまして女性が安心して事業承継できる環境を整え多くの女性経営者が誕生し活躍できる社会となるよう力を注いでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp