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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和3年2月静岡県議会定例会

大石 哲司 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2021番目)
答 弁 者知事


○議長(山田 誠君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 大石哲司議員にお答えいたします。
 コロナ禍における水産業の振興についてであります。
 県では、新型コロナウイルス感染症の拡大により痛手を受けた経済の活性化、再生に向けて地域主導型の経済政策――フジノミクスを展開いたしております。特に現在は新たな山の洲くに広域経済圏の形成を進めているところであります。
 域内の財やサービスを域内の住民が買い支えるという取組でございまして、これは生産者を助ける利他の行為であると同時に買う人にとってはおいしい地元の産品を得られるということで楽しい自利行為でもあります。
 その嚆矢として、一番最初の試みとして実施いたしました県産農水産物や加工品の消費喚起に向けた取組であるバイ・シズオカ、そしてバイ・ふじのくににおきましては、水産物につきましてもしずおか手しお屋等の通販サイトの活用によりまして巣籠もり需要に対応した販路拡大を行ってまいりました。
 さらに、山梨、長野などの山の洲くに圏内に店舗を展開するスーパーとの連携による販路拡大や全線開通が予定されている中部横断自動車道を活用した直送のルートの開拓に取り組んでいるところであります。また鮮魚の高鮮度供給モデル事業によりましてITを活用した情報や物流のネットワークを構築し、飲食店グループやJAが運営する農産物直売所などの新たな需要を開拓してまいります。
 このほか、水産物の大きな需要先である外食、観光産業において消費が低迷している状況を踏まえまして、内食需要にも対応するため水産イノベーション対策支援推進事業により事業者等の販路開拓や新商品開発等を支援しております。さらにウナギ、マダイなどの養殖魚の需要が低迷し在庫が増えておりますことから県内の小学校、中学校等の学校給食へ提供する取組を行っております。
 感染症拡大で売上げ減少の影響を受けた県産水産物の需要先確保のため、滞留在庫となった養殖魚等を小中学校の学校給食に提供するとともに子供たちに県産水産物のおいしさや魅力を伝えたということで計四百九十三校、延べ約五十八万食を提供したということでございます。
 先般、漁業にお詳しい藪田議員が水産関係者と知事室にお見えになられまして、水産関係者が給食の現場を見て、そして子供たちがお魚を全部残さないで食べているということを見て大変うれしかったと感激されたということでございました。
 今回、令和二年度二月補正で二億円を予算化しておりまして令和三年度も同様に実施予定でございます。
 これは食育にも資するもので、愛飲条例はこちらでお認め頂いて今実施しているところでございますけれども、こうした土地の物を、新鮮な食材を、特に水産物、水産王国でございますからこれが今回のコロナ禍のみならずコロナが収束した後もそうした試みが継続的に行われるようなシステムができないものかということで、これから私は教育委員会などとも御相談申し上げて子供たちに県の誇る水産物を提供できるようにしていきたいと考えているところであります。
 このような県産水産物への需要の拡大策に加えまして、水産関連事業者による販売促進の取組を支援することが重要です。感染症予防の徹底を前提にいたしまして水産物の消費拡大に向けた水産祭り、あるいは即売会などの開催を支援してまいります。
 県といたしましては、こうした取組により関係団体とも連携しながらコロナ禍の影響を受けた水産関連事業者を支援してまいりたいと考えております。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp