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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

鳥澤 由克 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/25/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 本日は二月議会の質問の最終日でございます。その最終日のトップバッターを務められました鳥澤議員の御友人が、裾野からたくさんの御友人を傍聴席に呼んでいただきまして、ようこそお越しいただきました。帰り、県道二百二十三、富士山号という愛称のございますところを通っていただくよし海の上から見る富士山の姿、今は如月二月ですけれども、如月の光は春の海のへに白銀の富士さん然と輝くという歌もございます。ぜひそういう姿が見られますように、それからまた土肥から下船原のバイパスができまして、トンネルを出れば道路の芸術とも言える天城北道路になります。一足早い春の訪れが伊豆半島では見られると思います。存分に楽しんでいただきまして伊豆半島とこの富士山、県道富士山、これが一体であるということを確認していただければと存じます。
 さて、幾つかの御質問のうちファルマバレープロジェクトの推進についてお答えをいたします。
 県立静岡がんセンターの開院を契機にスタートいたしましたファルマバレープロジェクトは、平成十四年の着手以来約十七年間にわたり産学官金の連携による事業化、製品化の促進などに積極的に取り組んでまいりました。その結果ふじのくに先端医療総合特区は国から最高評価を獲得しております。また本県の医薬品、医療機器の合計生産金額は七年連続で全国一位であります。こうして県東部地域は富士山麓の医療城下町と言われるほどの発展を遂げました。
 二十一世紀とともに、ファルマバレープロジェクト、この十七年間山口建総長のもとでものづくり、人づくり、まちづくり、国際展開この四つの柱で進められてきましたけれども、ものづくりにつきましてはもう既に百件を超える製品開発がございます。また人づくりにつきましては慶應義塾大学の医学部と提携をしております。また早稲田大学、東京工業大学、東京農工大学との連携もございまして人づくりも着実に進んでおり、かつ国際展開も日本屈指、トップスリーの中に入るがんセンターとして多くの国際連携も進んでいるところであります。いよいよついにまちづくりという段階に入ったのがことしからでございます。
 県は、プロジェクトの一層の推進を図るため、中核支援機関となるふじのくに医療城下町推進機構を公益法人化して機能を強化いたします。そして新たな挑戦として議員御指摘のとおり、健康寿命延伸・自立支援プロジェクトをスタートさせます。本プロジェクトは人生百年時代を迎えている我が国におきまして、老化により日常生活を送ることが困難になりつつある高齢者の自立支援を目的とするものであります。プロジェクトの推進に当たりましては、ファルマバレーセンターがこれまで培ってまいりましたものづくりの技術、ネットワーク、また静岡がんセンターが開院以来一万五千人もの患者をみとる中で蓄積してまいりました看護、介護の豊富な知識、経験を最大限に活用してまいります。
 具体的には、老化に関連した疾患や機能低下に対応する補助器具の開発を行う地域企業を支援いたします。また建築や福祉関連企業などを新たに加えたコンソーシアムを構築いたしまして、高齢者が自立した生活を送ることのできる居住環境を提案してまいります。
 また、平成二十六年から静岡がんセンターが進められている臨床研究プロジェクトHOPEの遺伝子解析データを用い、お一人お一人の老化現象の進行予測や予防に取り組むなどいわゆるゲノム医療の知見を活用してプロジェクトを推進してまいります。
 県といたしましては、超高齢社会を見据えこれまでの医療分野での取り組みを継続しながら介護・福祉分野にも一層注力することで、ファルマバレープロジェクトの基本理念である世界一の健康長寿県の形成を実現するとともに、世界をリードする医療健康クラスターを目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp