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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年6月静岡県議会定例会

鈴木 澄美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/30/2016番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 鈴木澄美議員にお答えいたします。
 静岡県の茶農家の生き残りをかけた振興策についてであります。
 本県の茶生産は、このところ煎茶需要の減少、茶価の低迷により縮小の一途をたどっております。こうした状況下で農家が生き残っていくためには、よいお茶をつくっていれば必ずお客様が喜んで買っていただけるという、そうしたこれまでの態度だけでは不十分であるという時代になっておりまして、いわば茶業全体の構造再編、構造改革が必要であると。それを通して徹底したコスト削減ができ生産性を向上させ消費者のニーズに対応した付加価値の高いお茶の生産ができるようにすることが大事であると考えております。
 本県は、これまで共同茶工場における共同摘採、農閑期の複合作物の導入、販売戦略の策定などを御支援申し上げ茶業経営の体質強化を推進してまいりました。今年度は新たに茶園集積推進事業を創設いたしまして、これを活用して隣接する茶園の畝方向の統一などを進め、茶工場の中心となる担い手への茶園の集積を促進してまいります。
 また、近年特に抹茶の需要が高まっているのは御案内のとおりでございます。昨年度、主要な業者による研究会を組織し戦略を検討するとともに、加工施設の整備を支援しております。その結果、平成二十九年度の抹茶生産量は平成二十六年度の二倍を超える五百五十トンとなる見込みです。これは平成二十年には二百十一トンでした。それから六年後の平成二十六年には二百六十九トン、わずか五十八トンしか伸びなかったんではありますが、この平成二十六年から平成二十九年の三年の間に二百六十九の二倍以上の五百五十トンを達成したということです。私どもは平成三十四年には抹茶生産を一千トンに上げるという目標を掲げているところであります。
 さらに、食の安全・安心に対応するためGAPの取得を進めるとともに、特に海外では有機茶の人気が高いことからその生産拡大を推進してまいります。加えて、茶農家や地域住民が茶畑のある暮らしに誇りを持ちつつ茶業の振興や地域の活性化を図っていけるよう、美しい茶園でつながるプロジェクトを富士市笹場地区など県内七カ所で進めております。
 これらの取り組みとあわせ長期的な視点でお茶の消費を拡大していくため小中学校で児童生徒がお茶になれ親しむことができる県条例の制定を検討しておりますので、ぜひ御理解と御支援を賜りたいと存じます。
 さらに、茶の都の拠点整備や世界お茶まつりなどさまざまな機会を通じ静岡茶の魅力を発信することで、転換期を迎えている茶農家の熱意を喚起させるように努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp