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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年12月静岡県議会定例会

廣田 直美 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/09/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 廣田議員にお答えいたします。
 農業用排水機場における遠隔監視設備等の整備促進についてであります。
 近年、地球規模での気候変動の影響を受けてかつてない集中豪雨や記録的大雨が頻発しております。去る九月の台風十五号では平成二十二年以降農林水産被害額が過去最大となりました。異常気象による災害の激甚化が急速に進んでおります。
 現在、県内では農地や宅地等を浸水被害から守る農業用排水機場が百八か所で整備されております。水害の軽減に取り組むには流域のあらゆる関係者の協働が必要です。この流域治水におきまして農業用排水機場が大変重要な役割を果たしております。
 この農業用排水機場の多くは農業者や地域住民が協力して運転操作を担っておりますが、高齢化や人口減少が急速に進行する農村地域では操作員の確保が困難となってきております。また議員御指摘のとおり豪雨や強風時の作業は命の危険と隣り合わせであります。地域を守る操作員の安全確保に万全を期すことは当然のことであります。さらに多発する突発的な豪雨により急激に浸水した場合などは操作員が現場に到着できずに被害の拡大につながることも懸念されます。
 そこで、県では排水機場の稼働の確実性を確保しつつ操作員の安全度の向上や作業の省力化が可能となるよう複数の排水機場をネットワーク化して遠隔により集中的に監視制御ができるシステムの導入を推進しております。本システムでは河川水位やポンプなどの運転状況、周辺の浸水状況などをスマートフォンやタブレットなどで監視することができて市役所等の中央管理室から複数施設の迅速かつ確実な操作が可能となります。
 現在、浜松市の五か所の排水機場でシステム整備を進めておりまして今年度の完了を予定しております。このほか議員の地元の函南町をはじめ沼津市、袋井市など六市町におきましても遠隔化に向けた基本設計に着手しており、排水機場の稼働状況や立地条件などを踏まえて順次計画的に事業化を進めてまいります。
 今後とも、排水機場を管理する市町と連携しながらICTなどの最新技術を活用し県土強靱化を着実に進めることにより安全で安心なふじのくにを実現してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp