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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

坪内 秀樹 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2022番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 坪内議員にお答えいたします。
 東部地域の文化・観光拠点の形成についてであります。
 長泉町のクレマチスの丘は、ヴァンジ彫刻庭園美術館をはじめベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館そして町営の自然公園を備えた複合施設であり、美しい自然環境と文化芸術が融合した本県東部地域を代表する文化・観光エリアであります。その玄関口に位置するヴァンジ彫刻庭園美術館から昨年十月、現状の御報告並びに支援の要請がございました。その際美術館を運営している方から美術館に対する強い思いやこれまでの御苦労話、現在の御努力をお伺いしたところでございます。それは花と彫刻に彩られた空間を散策することで日本人にとっての美しさを生活の中で体験してほしいという美術教育に関する願いでもございました。また厳しい経営環境となり、その中で二十年の歳月をかけて理想の庭を育ててきたといった御努力のお話でございます。
 この美術館の持つ美しい庭、明るい眺望、開放的な建物が調和した雰囲気は大変すばらしいものであり、大切な方をお迎えするのにふさわしい施設であります。令和元年、アイルランドの交通・観光・スポーツ大臣並びに駐日大使閣下御一行をお迎えするレセプションをこの美術館で開催した際には、会場のすばらしさに絶賛の声を頂きました。コロナが終息した後は国内外から多くの方々に訪れていただける価値のある施設であると評価しております。
 地域の魅力を高めるためには人を引きつける文化的環境が不可欠であります。仮にこの美術館が閉館いたしますとクレマチスの丘全体の訪問客の減少、ひいては東部地域の観光にも影響を及ぼすことが懸念されます。クレマチスの丘の魅力の継続は県全体にとっても地域にとっても重要な課題であり、県としては周辺市町長から寄せられた支援要望を重く受け止めているところでございます。
 この課題に対応するため本年一月、美術館運営、観光振興、企業経営等に係る有識者による検討会を設置いたしました。検討会では文化・観光拠点としてのポテンシャルの高さが指摘される一方、運営の現状、資産の状況などの十分な精査が必要であること、活用する場合にはコンセプトを明確にする必要があることなどの御意見を頂いております。またこれまでのクレマチスの丘の運営につきましては、地域社会全体の魅力向上とクレマチスの丘の魅力向上との相互の好循環が十分ではなかったのではないかという認識も持っております。
 検討会におきましては、今後譲渡を受ける場合、その課題の整理や活用の可能性などについて検討を重ねる予定であります。その御意見を踏まえた上で東部地域の文化観光拠点の形成につながるよう県としての支援の方向性を定めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp