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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会

鈴木 唯記子 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/08/2023番目)
答 弁 者知事


○副議長(鈴木澄美君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 鈴木唯記子議員には、六つの御質問を頂きました。いずれの質問もデータ、エビデンスに基づき問題点を明確にし建設的な意見を伴いながらの御質問であったと思います。
 私のほうからは健康寿命の延伸に向けた取組について御答弁を差し上げます。
 静岡社会健康医学大学院大学では、県民の健診や医療・介護のレセプトデータいわゆるKDBデータを活用した新たな研究の探索、特定の集団を長期的に追跡する、いわゆるコホート調査研究などを行っております。県は、県民の健康寿命のさらなる延伸のため、こうした研究成果や手法を生かした健康増進施策に市町、関係団体等と連携して取り組んでおります。
 取組を進めていく中、幾つか具体的に活用できるものも見られるようになりました。例えば、KDBデータを用いた歯科診療の実態に関する研究では受診状況に地域差があることや糖尿病の方は歯科受診割合が低い傾向にあることなどが判明いたしました。こうして得られた成果をパンフレットなど分かりやすい啓発媒体として見える化し、現在市町や医療関係者による保健指導等に活用しているところでございます。今後さらに受診を妨げる要因の分析を行い地域格差の解消や歯科受診率向上に向けた取組等に活用してまいります。
 鈴木議員が和光で啓発されたというのは、やはり歯科についての御経験と技師としての資格をお持ちであるからだと思います。これからもこの方面で、私どももこの歯科の受診率と他の病気との関係が明確になっている今、いろいろなまた御知見も頂きまして御支援をお願いしたいと思う次第でございます。
 また、県民の食習慣に関する研究では二次保健医療圏ごとに選定した八市町の住民への食習慣に関するアンケート調査によりまして高血圧のリスク要因となる食塩の過剰摂取には調味料の摂取が大きく関わっていることなどが明らかとなりました。現在市町の担当者が大学院大学の教員の技術的な支援を受けながら調査結果のさらなる分析を行っており、今後市町が実施する食習慣改善のための施策立案や栄養指導への活用を進めてまいります。
 コホート調査研究は、長期的に地域住民の健康状態を追跡し改善を図るものであります。例えば、地域別に脳卒中の発生リスクが異なるなど調査途中で地域や個人の課題が判明する場合があります。短期的な成果の還元として健診結果や生活習慣の改善方法を調査の対象となっている住民に分かりやすくお伝えする説明会を開催しております。これまでの賀茂地域、袋井市に加え、さらに対象地域を拡大し研究成果を具体的な健康増進施策に反映させてまいります。
 今後も、静岡社会健康医学大学院大学と連携いたしまして市町の要望を反映した新たな研究課題の設定など県と市町が一体となって科学的知見に基づく健康増進施策を進めることにより県民の皆様の健康寿命のさらなる延伸に取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp