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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年2月静岡県議会定例会

林 芳久仁 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2018番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 林議員にお答えいたします。
 静岡県の海洋創生についてのうち、海洋における新産業の創出についてであります。
 近年、バイオテクノロジーは世界的に著しい進化を遂げ二十一世紀の基幹産業になると期待されております。中でも多様な環境を有する深海に生息する微生物などの海洋資源を対象としたマリンバイオテクノロジーは、今後有用な資源が発見される可能性が高く大きな注目を集めております。最近ではバイオエコノミーという用語が使われるようになりました。バイオテクノロジーが経済生産に大きく貢献できる産業群や市場群を指すもので、広くバイオがつくり出す経済をバイオエコノミーと言うそうでありますが、この生産規模は十年余りで一・六兆ドル、ほぼ百六十兆円というふうに見込まれております。したがって本県がバイオエコノミーを育てることは重要な課題であると思っております。
 中でも、マリンバイオにつきましては本県は駿河湾を擁しております。駿河湾は日本で最も深く豊富な海洋資源に恵まれた、文字どおり豊穣の海とも言うべき存在であります。マリンバイオは医薬品、化粧品、食品などと連関が深いと存じますけれども、本県は医療健康産業や食品産業など多様な産業が集積しております。加えてファルマバレー、フーズ・サイエンスヒルズ、フォトンバレーの静岡新産業集積クラスターやAOI―PARCを拠点とする産学官金連携のプロジェクトが推進されておりまして、マリンバイオテクノロジーの横断的応用をいたしますと高い相乗効果が期待されますし、加えて新たな産業の創出も期待されるところであります。
 本県は、こうした条件を生かし来年度、全国のマリンバイオテクノロジーの専門家で構成する協議会を新たに設置することといたしました。そこで研究開発の方向性や重点的に取り組む産業分野などについて検討を行うことにいたします。その上で産業応用につながる可能性の高い具体的な研究開発につきましては、モデル的に支援をしてまいります。それとともに、県内外の大学や研究機関のシーズと地域企業のニーズを結びつけるプラットホームを構築いたします。産学官が連携した新たな推進拠点の立ち上げに向けて準備を進めます。
 マリンバイオテクノロジーは、医薬品、化粧品、食品のみならず栽培漁業やエネルギー分野などさまざまな産業分野への応用が期待されるものであります。
 県としましては、こうした取り組みを積極的に推進し海洋資源を活用した新しい産業の創出を目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp