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本会議会議録
議会補足文書
令和元年９月静岡県議会定例会
| 土屋 源由（総務委員会） 【 委員長報告 】 発言日： 10/10/2019 会派名： 自民改革会議 |
○議長（鈴木利幸君） 議事日程により、常任委員会に付託した知事提出議案第百二十七号から第百五十一号までを一括して議題とします。
各常任委員長から委員会審査の経過並びに結果の報告を求めます。
最初に、総務委員会委員長 土屋源由君。
（四十六番 土屋源由君登壇 拍手）
○四十六番（土屋源由君） おはようございます。総務委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百二十七号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」外四件であります。
まず委員から、議案第百二十七号に関し健康食産業振興事業の内容についてただしたところ、当局から、本事業では産学官連携による研究開発や事業化を促進するため県立大学における機能性食品の研究開発体制を強化するとともに、食品や食事が健康状態に及ぼす影響を日常的にデータ取得するデータヘルス・リビングラボを設置する、また外食産業における健康的な食事メニューの提供や海外市場でのテストマーケティング、県立大学での人材育成プログラムの開講等により健康をテーマとしたイノベーションに基づく食品産業の高付加価値化を推進していくとの答弁がありました。
次に、同じく議案第百二十七号に関し公用車にドライブレコーダーを導入することに至った経緯と期待される効果についてただしたところ、今年度は東京都東池袋や滋賀県大津市で重大な交通死亡事故が発生する中、本県の公用車の事故発生件数も増加傾向にあるため既存の公用車の車両点検等の機会を通じて順次整備していくこととした、ドライブレコーダーは運転する職員の交通安全意識の向上に効果がありまた映像をもとに効果的な交通安全教育も可能となるため、県として率先して導入し交通事故の未然防止に役立てたいとの答弁がありました。
次に、議案第百五十号に関し教育委員会委員の候補者を適任とした理由についてただしたところ、候補者はラグビー日本代表として活躍され現在もラグビーワールドカップ二〇一九の本県開催都市特別サポーターや女子七人制ラグビーチームの監督を務めるとともに、幼児・小学生向けラグビープログラムの開発や教育支援プログラムを通じた国際交流などにも取り組んでいる、これまでのトップアスリートとしての経験や教育現場で得られた識見を生かして前任者の任期を引き継いで教育行政の推進に熱心に取り組んでいただいており、社会総がかりの教育を推進していくため引き続き委員として任命することが最適であるとの答弁がありました。
次に、次期総合戦略の策定方針についてただしたところ、人口減少が避けられない中、将来の人口展望から逆算して現在の施策を考えるバックキャスティングの視点で施策を充実させていく必要がある、具体的には高齢者人口の増加を見据えた福祉分野での職員負担軽減や地域経済を牽引する産業分野での生産性向上などを図るＡＩやＩＣＴ等の最先端技術の活用、今後増加が見込まれる外国人県民を初めとする多様な人材の活躍促進、中山間地などの活性化や地域を支える担い手を補完する関係人口の創出、拡大などを新たな視点として盛り込み、人口減少社会に適応した戦略を策定していくとの答弁がありました。
そのほか、議案第百三十三号に関し成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化、議案第百四十八号に関し権利の放棄に至った理由と金額の内訳、自転車を活用した海外交流への支援の検討状況、公文書管理のあり方検討委員会設置の経緯、知事部局における障害者雇用率の状況、今年度の県税等の収入見込み、核燃料税の税率の根拠と税収見込み、市町への権限移譲の状況と今後の方針、県職員の在宅勤務を導入する際のセキュリティー対策、職員採用試験に係る応募者確保対策などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百二十七号、第百三十三号、第百四十八号、第百五十号及び第百五十一号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）
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