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本会議会議録
議会補足文書
令和４年６月静岡県議会定例会
| 野田 治久（総務委員会委員長） 【 委員長報告 】 発言日： 07/01/2022 会派名： |
○議長（藪田宏行君） 議事日程により、常任委員会に付託した知事提出議案第八十六号から第百六号まで及び請願第一号を一括して議題とします。
各常任委員長から委員会審査の経過並びに結果の報告を求めます。
最初に、総務委員会委員長 野田治久君。
（十八番 野田治久君登壇 拍手）
○十八番（野田治久君） 総務委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第八十六号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」外七件であります。
初めに、第百六号議案「静岡県副知事の選任について」に関し集中して審査を行いました。
まず委員から、副知事就任に当たっての森氏本人の考えについて確認を求めたところ、当局から、一緒に働く仲間と共に知事を支えその上で県が抱える様々な課題を解決に導き静岡県が地方活躍時代の代表的な地域になるよう努力していく、常に県民の視点に立って公正に物事を考え知事に対して改めるべきと思うときはちゅうちょすることなくいさめることが知事を補佐する副知事の当然の役目と考えると本人より回答があったとの答弁がありました。
次に、リニア中央新幹線及び熱海土石流災害関連の事務総括者である難波県理事との役割分担や体制の在り方に対する所見をただしたところ、副知事就任後の難波県理事との関係や体制については難波県理事は土木工学の専門家として県庁の内外において責任ある立場で職務に当たり、副知事については様々な懸案を含めて総合的な対処方針の決定に関与してもらう、副知事二人に加え難波県理事を配置する体制は結果として県民サービスの向上に資するものであるとの答弁がありました。
次に、その他の議案の審査等について報告します。
対外関係補佐官の選任に関し、東郷氏が対外関係補佐官への任用を辞退した経緯及び当該職務の今後の在り方、対外関係補佐官の肩書の下委嘱業務と関係のない活動を行っていたことに対する所見についてただしたところ、東郷氏の任用をめぐる状況を本人に伝えたところ辞退したい旨の申出があった、当該職は現在空席となっているが地域外交施策をより効果的に実施していくためには外部有識者から専門的な知見を得ることは有益であるため今後も外部有識者から助言を得る仕組みについて検討していく、また対外関係補佐官の肩書で委嘱業務と関係のない活動に参加したことは地域外交業務のために非常勤特別職として委嘱したことを踏まえれば客観的に判断すると不適切な部分があったと言わざるを得ないとの答弁がありました。
次に、初川土石流災害に関わる行政対応検証委員会報告書に関し膨大な資料に対して僅か四回の委員会開催で報告書が提出されたことに対する県の所見についてただしたところ、検証に必要な資料は膨大であったが県の内部検証チームが論点整理した資料に基づき委員が検証を行った、さらに委員会開催時以外にも委員間の調整や意見交換の場を設けており四回の委員会だけで全てが決着したものではなく委員が資料を読み込み各種法令に基づく行政対応の一つ一つを丁寧に検証した上で最終報告をまとめていただいたものと認識しているとの答弁がありました。
そのほか、議案第八十六号に関し補正予算編成の考え方、議案第八十九号に関し育児休業の取得状況と条例改正の効果、議案第九十一号に関し県税の特例措置によって期待される効果、議案第九十二号に関し税申告義務件数と義務緩和対象件数、議案第百四号及び第百五号に関し人事委員会委員候補者及び公安委員会委員候補者を再任する理由、ウイズコロナ時代における地域外交の在り方、基金債券の運用益確保に向けた取組などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第八十六号、第八十九号、第九十一号、第九十二号、第九十四号、第百四号、第百五号及び第百六号は全員一致をもってそれぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定しました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）
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