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本会議会議録
議会補足文書
令和３年12月静岡県議会定例会
| 野田 治久（文教警察委員会委員長） 【 委員長報告 】 発言日： 12/21/2021 会派名： 自民改革会議 |
○議長（宮沢正美君） 次は、文教警察委員会委員長 野田治久君。
（十八番 野田治久君登壇 拍手）
○十八番（野田治久君） 文教警察委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百二十五号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」外二件及び請願第三号（その三）「子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」であります。
最初に、公安委員会関係について申し上げます。
まず委員から、議案第百五十号のうち交通安全施設等整備事業費に関し信号機の新設及び改良箇所の選定理由についてただしたところ、当局から、本年六月に千葉県八街市において発生した小学生の下校時の交通事故を受け信号機の新設五か所については小学校付近で大規模な道路開発が行われている箇所及び小学校前の歩道橋が撤去される予定の箇所等児童の安全を喫緊に確保する必要性がある箇所を選定した、また歩車分離式信号機や矢印信号機への改良を行う二十か所については学校の周辺道路で歩行者事故の多発箇所及び交通が混雑する箇所等児童の安全性を確保する必要性がある箇所を選定したとの答弁がありました。
次に、公共交通機関における犯罪防止対策についてただしたところ、これまで鉄道事業者等関係機関と連携を図りながら拠点駅改札口前での立番や運行列車への乗車、駅構内の巡回、駅ロータリー周辺でのレッドパトロールなどの警戒活動を行い犯罪の未然防止に取り組んできた、また今回京王線における無差別殺傷事件などの発生を受け鉄道施設及びその周辺における警戒活動をより強化して犯罪防止対策に取り組んでいるとの答弁がありました。
そのほか、警察官増員の必要性、詐欺電話等多発警報の発令状況及び発令期間中の犯罪被害防止効果、人身交通事故の発生傾向などについても質疑等がありました。
次に、教育委員会関係について申し上げます。
まず、議案第百二十五号に関し県立学校行事キャンセル料支援事業費助成の対象となる学校行事の状況についてただしたところ、現段階で確定しているキャンセル料等について助成するものであり、高校では修学旅行が二十二校で三千二百二十一人分、遠足等の文化行事が四校で千八百十人分、助成金額は約九百三十万円、特別支援学校では修学旅行が七校で九十六人分、助成金額は約三十万円である、高校と特別支援学校の一人当たりの助成金額は約千八百五十五円であるとの答弁がありました。
次に、請願第三号（その三）に関し伊豆の国特別支援学校と浜松みをつくし特別支援学校が本年度開校したことによる特別支援学校の狭化改善と通学負担軽減の状況についてただしたところ、伊豆の国特別支援学校の開校により沼津特別支援学校の狭化が百五十二人分解消し通学時間が一時間を超える児童生徒の割合が五〇％から三〇％に改善した、また浜松みをつくし特別支援学校の開校により浜北特別支援学校が百八人分、浜松特別支援学校が五十七人分、浜名特別支援学校が十人分それぞれ狭化が解消された、通学時間が一時間を超える児童生徒の割合についても浜松特別支援学校が二二％から一四％、浜名特別支援学校が四二％から三二％に改善した、特別支援学校の狭化解消と通学負担軽減は優先課題であり今後も施設整備を進めていきたいとの答弁がありました。
そのほか、天竜高校への福祉科設置における地域の福祉施設との協力体制、伊東地区新構想高校の施設整備、教職員の不適切な対応等を調査する第三者委員会の設置などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百二十五号、第百三十二号及び第百五十号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定し、請願第三号（その三）は全員一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）
○議長（宮沢正美君） 以上で常任委員長の報告は終わりました。
常任委員長の報告に対し、質疑はありませんか。
（「質疑あり」と言う者あり）
○議長（宮沢正美君） 質疑がありますので、議事の都合により休憩します。
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