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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年6月静岡県議会定例会

中澤 通訓 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/27/2019番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 教育行政についてのうち、高等学校の通学区域と学校裁量枠についてお答えいたします。
 通学区域につきましては、中学生の選択の幅を拡大するため、また市町村合併により通学区域に問題が生じたことから平成二十年度から全県一区としております。目指す高校が遠方にある生徒にとってはみずからの道を開くことができる制度となっており、一方で多くの生徒は従来の通学区域または隣接する区域の高校に進学している状況であります。
 議員御指摘の郷土愛を育む教育につきましては、本県を支える人材の育成や地域の活性化にとって重要でありますことから、各学校では郷土資源を教材として地域の魅力を再発見するための探究活動である地域学に取り組んでおります。具体的には松崎高校におきまして地域の貴重な資源である棚田の体験活動やジオパークの研究、保全活動に取り組んでおり、また相良高校では牧之原市と協力した広報誌の作成や地元の商店街を盛り上げるための活動を行うなどそれぞれの実情に応じて実践しております。
 学校裁量枠につきましては、学校や学科の特色化を図るため受検生の多様な能力・適性、意欲、努力の成果や活動経験等の評価により選抜する制度であり平成二十年度入試から導入しております。裁量枠で入学した生徒は学校行事や学級活動などさまざまな場面で活躍しているとのアンケート結果が出ております。学校の活性化や生徒の意欲、能力の伸長に寄与していると考えております。
 一方で、多くの高校が部活動に関する裁量枠で野球、サッカーを設定しまた多数の種目を設定する例が見られましたことから、目的の明確化や種目数、募集割合の見直しを図ったところであります。生徒が郷土愛を持つことは大変重要であり、また高校は中学生に選ばれるように魅力化を図ることが必要であります。
 県教育委員会といたしましては、地域に貢献できる人材を育成するため引き続き地域学などを推進するとともに、高校スポーツの全国大会での実績も踏まえ裁量枠のあり方などを含め県立高校の特色化を図る取り組みを進めてまいります。
 次に、小中学生の体力についてであります。
 児童生徒が運動やスポーツに親しみ、体力や運動能力を向上させていくことは心身の健康につながり、将来の健康寿命の延伸にもつながることから大変重要であります。
 昨年度の全国体力・運動能力等の調査では、体力合計点が小学校五年生男女、中学校二年生男女はいずれも前年度を上回っております。全国平均との比較では小学校五年生男子のみが下回る結果となりました。これは小学校五年生男子が体育の授業以外で運動やスポーツを行っている時間が週当たりで全国平均よりも四十五分ほど短くなっていることが要因の一つであると考えております。
 県教育委員会では、学校の体育担当者を対象に効率的かつ安全な体力向上の取り組みに関する研修会を開催しておりますし、さらに小学生の運動習慣の定着を図るため本県独自の体力アップコンテストを実施しており、昨年度は約七割の小学校が参加しております。また静岡県体育協会と連携し、小学校の体育授業の充実のため専門的なスキルを持つ実技指導者を派遣する事業を行っており、昨年度は三十九校に派遣し子供たちが体を動かす楽しさを味わう機会となるだけでなく教員の指導力向上にもつながっております。
 今年度は、新たに体力向上の取り組みに関する情報をまとめたホームページ「しずおか元気っ子ラボ」を開設し気軽に体を動かす機会となるよう、学校だけでなく家庭での活用を呼びかけているところであります。
 県教育委員会といたしましては、今後も市町教育委員会と連携し体力アップコンテストへの全小学校の参加などこれまでの取り組みを充実させるとともに、保護者や地域に対する一層の啓発により子供たちが仲間と楽しみながら運動に親しむ機会をふやし心身ともに健全な児童の育成に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp