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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会

沢田 智文 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 沢田議員は小学校の先生をされていたとのことで、教壇に立つと子供の目が輝いていたということでございました。私は沢田議員の現在の御年齢のころにはまだ大学の教壇に立っておりまして、少しく大人びた目をしているとはいえまた真剣に輝いていました。
 生まれたばかりの子供は、愛情を求めて大きな声で泣きますけれどもうれしくなると笑います。その笑顔ほど美しいものはないのではないかということでエンジェル・スマイルというふうに言われるそうです。もしその子供をいじめればどうなるでしょうか。輝きが失われておびえる目になります。ですから子供の目の輝きを失わせるのは一つには大人に原因があると、広く言えば社会に原因があると。
 私は、こういう県議会を預かっていらっしゃる県議の先生というのは単に子供のみならず社会人一般から尊敬されるべき人でなければならないというふうに存じます。子供から敬愛された沢田議員におかれましては社会人、一般から敬愛される、そういう県議会議員になっていただけるように御期待を申し上げるものであります。
 次世代を担う子供たちへの世界遺産富士山の価値継承についての御質問にお答えをいたします。
 富士山を後世に継承するためには、多くの方々が信仰の対象でありかつ芸術の源泉である富士山の価値を理解し一人一人が世界遺産を守る担い手となっていただくことが不可欠であります。
 富士山は一介の火山であり山塊であります。しかしこれを信仰の対象かつ芸術の源泉と認めたのは日本人というよりもむしろ世界中の人々でございました。ですからこの価値は我々日本人が最もよく、特に子供たちが最もよく認識することが大切だと思っております。
 子供のころから富士山に親しみその価値を学ぶ機会の充実が大変重要です。霊峰富士を有する本県に生まれ育つ子供たちには世界の人々から信仰の対象、また芸術の源泉として仰ぎ見られるこの霊峰富士を郷土の誇りと感じたっとぶ心を大切にしていただきたいと考えています。
 県では、一年に一日は富士山を思う日をつくろうということで二月二十三日を富士山の日と定めました。ある意味でこれはふじのくにづくりの建国日とも言えるものであります。県民の皆様の富士山についての理解と関心が深まるように全県を挙げた取り組みを進めておりますが、この富士山の日制定から十年目となる平成三十年度には約四百五十件にも及ぶ富士山の日関連の協賛、協力事業が実施され、中でも構成資産をめぐりながらのクイズラリーなど子供たちが楽しみながら富士山を思い考え学ぶ数多くの取り組みが定着してまいりました。
 また、富士山世界遺産センターでは県内各地の小中学校の授業に講師を派遣する出前講座を開催しており、子供たちに富士山の自然、歴史、文化など多様な価値を伝える取り組みを展開しております。昨年度は約二千九百人に受講していただいており、今後も県内各地で出前講座を開催してまいります。
 さらに、認定NPO法人富士山世界遺産国民会議や山梨県とも連携し、教材に「富嶽三十六景」を用いて芸術の源泉としての価値を学ぶ富士の国づくりキッズ・スタディ・プログラムを推進しております。教材はデジタル化しウエブ配信を行うことで県内はもとより全国の学校での活用、普及をも図ってまいります。
 今後も、これらの取り組みに加え富士山世界遺産センターにおけるますます魅力的な企画展の開催や学校教育との連携を促進するなど、さまざまな機会を通じてふじのくにの次世代を担う子供たちに霊峰富士の価値を伝える取り組みを進めてまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp