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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

遠藤 行洋 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/20/2019番目)
答 弁 者知事


○知事 (川勝平太君)  遠藤議員におかれましては、 いつもながらの美声は言うまでもありませんが文章を音読するというのはどういうことかということではそのモデルではないかと、 質問内容も明解で聞きほれておりました。
 質問にお答えいたします。
 静岡から日本の農業を変えるプロジェクトの推進についてであります。
 農業を含む第一次産業を大事にしない文明は滅びるという認識を私は持っております。 本県では農業の競争力、 収益力を強化するため農産物の高品質化、 高収量化、 農地の集積・集約、 担い手となる経営体の育成などに取り組んでおります。 一方で農業を取り巻く環境はAIやロボット、 ゲノムなどの技術革新の急速な進展により大きく変化しつつあります。
 こうした中、 AOI―PARCを拠点としたAOIプロジェクトは先端技術や本県の誇るものづくり技術を農業分野に適用、 応用することで農業の飛躍的な生産性向上と農業を軸とした関連産業のビジネス展開を推進しております。 オープンイノベーションを旗印にし農・食・健――農業、 食品、 健康の連携を推進し高機能作物の栽培技術や新品種を使った加工食品、 健康食メニューなどの開発と実用化を目指しております。
 先般、 プロジェクトの参画事業者による成果といたしまして高血圧を抑制する高機能性生食用ケールが全国初の生鮮葉物野菜分野の機能性表示食品として販売が開始されました。 マーケットが求めるおいしくかつ健康増進効果のある農産物商品の開発、 実用化のモデルになるものと言えます。
 今後の取り組みについてでありますが、 AOI―PARCにはイノベーションを創出する知の集積として慶應義塾大学や理化学研究所等の研究員が常駐しておりまして、 農業情報科学を用いた農業の匠の技の継承と生産技術の短期習得を図る取り組みやレーザー等光技術を用いた微量ガス検知センサーによる病害虫被害の早期発見システムの開発など、 早期事業化に向けた研究開発を進めております。
 今後はさらに国立遺伝学研究所、 海外の大学、 研究機関などより多様な主体との連携を強化いたしまして世界レベルの知見の一層の集積を図るとともに、 研究成果の社会実装を進めることによりプロジェクト参画事業者による数多くの事業化事例の創出を促進してまいります。
 また、 今年度AOI―PARCに整備する実証施設や生産現場から得られるデータを、 ビッグデータとしAIを活用して分析する、 いわゆるデータ駆動型研究手法を導入いたしまして栽培管理方法の高度化を図り生産現場への早期普及を進めてまいります。
 県といたしましては、 AOIプロジェクトを着実に推進し産学官金連携により本県農業の一層の発展に貢献してまいります。
 その他の御質問につきましては、 副知事、 関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp