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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/25/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 岡本議員におかれましては、ふじのくに県民クラブを代表してきょうここに座っておりますこの六十歳をもって定年退職する者に対しまして温かいねぎらいの言葉と激励のお言葉をいただきまして、彼らに成りかわりありがたく厚く御礼を申し上げます。
 また岡本議員、浜松選出でありますけれども浜松のやらまいか大使として御活躍の元宝塚ジェンヌ、スターがきょうは傍聴に来られていますが、そういう若い人々を引きつける御活動をされているものと存ずる次第でございます。
 さて、岡本議員にお答えいたします。
 まず、私の現場主義についてであります。
 私は、知事就任以来現場に赴き現場から学び現場に即した施策を立てる現場主義を基本姿勢としてスピード感を持って県政運営に取り組んでまいりました。これまでに知事広聴を六十二回、移動知事室を三十回行い県内各地に赴いた回数はことし一月末で二千七百二十四回を数えます。県民の皆様と直接意見を交換し、その全てを各部局に必ずフィードバックをし県政における重要な政策ヒントとしているところであります。
 例えば、昨年岡本議員の地元も台風二十四号により大きな被害を受けられました。十月の移動知事室では当初予定に組まれていなかったのですけれども被災した農業現場に急遽伺いました。現場で農業者の悲嘆の声を直接お聞きしまして被害状況を正確に把握いたしました。これを受け、早期復旧に向けた補正予算での対応や国への働きかけによる補助対象の拡大など農業者の意向に即した支援を迅速に行うことができました。
 また、今年度の知事広聴では若い起業家などから例えばICT企業のサテライトオフィスを誘致して若者の雇用の場を確保するよう御意見をいただきました。これまでの工場や物流施設に加え、確かにICT企業のサテライトオフィスなど小さくても高い付加価値を生む企業も今後重要になります。そこで誘致に必要な経費を三十一年度予算案に計上いたしまして本議会にお諮りしているところであります。
 伊豆での知事広聴では、猛暑に対応できる、暑さに耐える――耐暑性のあるワサビ品種の開発をという御要望をいただきました。これを受けまして、県の伊豆農業研究センターと生産者が連携した遺伝資源の探索などの取り組みを開始したところであります。
 知事広聴の開催日程等につきまして、建設的な意見をいただきましてまことにありがとうございます。確かに学生さんや昼間仕事をしている方などが参加できにくいときに知事広聴が行われています。そこで来年度は夕方以降の時間帯での開催、また大学を会場とすることなどを試行――試験的にやってみましてより多くの方が参加できるよう工夫をいたします。加えて知事広聴につきましては現在その開催状況の記録はホームベージで公開しておりますけれども、今後は御意見に対する主な対応状況、我々が何をしたかということもあわせて情報を提供してまいります。
 今後とも、一層の現場主義に徹しましてワン・フォー・オール、オール・フォー・ワンのラグビーの精神にのっとり、県民の皆様の県政への参画を促しながら富国有徳の美しい“ふじのくに”づくりの実現に向けて邁進してまいります。
 次に、健康経営の推進についてであります。
 本県では、健康寿命のさらなる延伸のために平成二十九年度から静岡県で暮らす、働く、育つと元気になれますよという「働いてよし 住んでよし」をコンセプトとして健康経営の視点を取り入れ、全ての県民の皆様が健康になれるように企業だけでなく地域も家庭も対象としたしずおかまるごと健康経営プロジェクトを展開しております。
 実際に、働かれている世代に対しましては従業員の健康づくりのための具体的な目標を宣言したり、健康づくり活動の先駆的な取り組みに対しましてはそうした企業、事業者に対して県が健康づくり推進事業所として認定する制度を設けました。昨年十二月末までに千七百四十一事業所が認定されております。これは新ビジョンに掲げた目標は一千事業所でございましたので、それをはるかに上回る前倒しでの達成ということでございます。
 子供世代に向けましては、食生活や運動について望ましい生活習慣を身につけるために東京大学、NHKなどの協力を得て作成したDVDと手引書を教育委員会と連携して全小学校に配布しモデル校の出前授業で活用しましたところ教職員や保護者の方から高い評価を得ているところであります。
 さらに、いわゆる健康無関心層というのがございますが、彼らに対しましては市町や関係機関と連携し健幸アンバサダーを二千四百四十二人養成し地域や企業で身近な人に口コミで健康情報を伝え健康づくり活動を促しているところであります。
 今後、健康経営の考え方を企業、また県民の皆様全員に一層浸透させていくため九月補正予算で健康経営に乗り出しにくい中小企業等の健康づくり活動に対する助成制度を創設いたしました。既に食生活や運動習慣の改善、受動喫煙防止、禁煙支援等々数多くの取り組みが開始されております。また全国に先駆けて地方版日本健康会議と言える本県独自のしずおか健康会議を間もなく三月に立ち上げます。これによりまして企業や医療関係者、医療保険者等の連携を強化しまして健康経営の視点を生かした取り組みを推進いたします。
 さらに、健康寿命の延伸を図るには科学的知見に基づく健康づくり施策の展開が必要です。またこれを支える人づくりも重要でございますことで社会健康医学の研究の推進、人材育成及び拠点となる大学院大学の設置に向けて積極的に取り組んでいるところでございます。
 人生百年時代と言われ、岡本県議の地元である浜松市は全国二十大都市の中で健康寿命が三期連続第一位ということでございました。七十歳現役都市を宣言されています。
 本県も、健康寿命日本一の奪還に向け積極的に取り組み、全ての県民の皆様が元気に活躍できる生涯現役社会を目指し、世界が憧れるドリカムランドの健康長寿ふじのくにの実現に邁進してまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部局長、教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp