• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年12月静岡県議会定例会

桜井 勝郎 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/07/2018番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 桜井議員の一流の川勝批判というよりも川勝非難の桜井節、健在ぶりであるというふうにお伺いいたしました。
 通告にある御質問にお答えをいたします。
 モンゴルの石炭にかかわる御質問であります。
 モンゴル国は豊かな地下資源を有しております。中でも石炭は六十億トンあると言われ今後の経済発展の鍵を握る資源としてその戦略的な活用は同国政府、同国経済の重要なエネルギー政策として位置づけられております。
 私がモンゴルに行きましたのは平成二十二年の夏です。それは学者のときに予定されていた講演をするということでありまして渡航費も滞在費も全て向こう持ちだったのですが、しかし知事になっておりましたので県庁の方がお越しになられました。ついては当時、道路・運輸・建設・都市計画省大臣バトトルガさん、そして教育・文化・科学文部副大臣クランダさんとの御面会が実現したのであります。そしてバトトルガ大臣との懇談におきましてインフォーマルながら二つの要請がありました。モンゴル石炭の活用法並びにビザについてであります。
 そしてその翌年――平成二十三年、その前年のエルベグドルジ大統領の公式訪問の際にガンホヤグ・ドルノゴビ県知事もお越しになられて覚書が締結せられて、そして平成二十三年の夏に本県の議員さんと御一緒にドルノゴビ県に行ったわけです。
 そして平成二十三年その夏、帰り際に何と予定になかったバトトルガ大臣が数百キロの車を飛ばして空港にまでお越しになりました。そして我々代表団とインフォーマルな、しかしながら公式の会談が行われたわけです。インフォーマルと申しましたのは前もって決められていなかったからであります。その場におきまして石炭の日本への輸出についてモンゴル国政府からの要請として直接協力をお願いしたい、受けたということでございます。
 私はもう一つ要請がございました。それはビザについてであります。当時モンゴルから日本に来るにはビザが必要で、しかもビザ申請時には日本からの招聘状と身元保証書が必要だったわけです。これを受けまして私は日本に帰りまして松本大臣に会い、そしてこの今ではビザの申請は要りません。日本からの招聘状、身元保証書の提出も不要になりました。今は数次ビザの導入が可能になっており三年以内の入国回数制限が撤廃されております。
 石炭に関しましては、平成二十三年その八月の際に六十億トンもの石炭が一カ所でとれるわけではありませんでまずはどの石炭が使えるのか試験をさせてくださいということだったので、それではサンプルを送ってくださいということで碧南において中部電力が試験をなさいまして、試験に合格するというのは実はオーストラリア炭あるいはインドネシア炭とまぜて燃焼して使えるかどうか、それが安定的に供給できるかどうかということであったわけであります。ところがドルノゴビ県石炭の燃焼試験結果を踏まえてモンゴル側に対し輸入ルート、手続、コスト面等々条件が整わずモンゴル側からの具体的な回答を得られないままに現時点の状況になっております。したがってあなたがドルノゴビ県の石炭を輸入しようと提案したなどというのはですね、作り話です。
 平成二十六年度から、モンゴル国における電力エネルギーの安定供給に資する人材育成を目的にエネルギー省などから技術研修員を受け入れ、中部電力の協力を得まして実務研修を実施し技術分野での支援を行い感謝されております。また研修を通じて習得された技術がモンゴル国内での石炭の利用や送電技術の向上につながり経済発展にも大きく寄与しておりまして、これは本県に対するモンゴル国政府の信頼に応える形になっており、今やモンゴル国政府と静岡県とは非対称的な関係ながら地域外交の重要な柱をなしているのであります。
 県としましては、友好的互恵・互助の考えのもと引き続きモンゴル国政府や中部電力と十分に連携を図りながら技術支援や人材育成を通じて本県とモンゴル国、またドルノゴビ県との友好関係を深めてまいります。
 ちなみに、今回は書かれた物をお読みになりましたけれども少しお調べになられれば事実かどうかがわかることがたくさんございます。本県の職員が先生のところに出向いてお話をしても聞く耳を持たれないというふうに報告を受けております。私はこれまでのあなたの御発言に対して議長に事実に誤りがあるので訂正をお願いしたいと申し上げましたところ、御本人が改めない限りそれはそのまま記録に残るということでございました。これからは何を言われるのも結構ではございますけれども、少なくとも事実をベースにして議論を立ててくださるようにお願いを申し上げたく存じます。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp