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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年6月静岡県議会定例会

大石 健司 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/29/2023番目)
答 弁 者知事


○副議長(鈴木澄美君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 大石健司議員にお答えいたします。
 リニア中央新幹線整備への県の対応についてのうち、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会での対応についてであります。
 五月三十一日に開催されましたリニア中央新幹線建設促進期成同盟会総会で、私は本県のリニア中央新幹線に対する基本姿勢を述べました。併せて南アルプストンネル工事に伴うトンネル湧水の県外流出と大量の発生土の処理という二つの大きな課題の解決に向け、関係の皆様に御理解と御協力をお願いした次第でございます。この期成同盟会における合理的に解決すれば何の支障もないとの発言は、田代ダムの取水抑制の実現性、ツバクロの発生土置き場としての適切性、藤島の要対策土処理の適法性、合理的に解決すれば現時点における二つの大きな課題であります工事中のトンネル湧水の県外流出と大量の発生土処理について支障がなくなるということでございます。
 これは全て四十七項目と関わっております。トンネルを掘ると水質が変わります。トンネルを掘り、また発生土が出ますとそれを積み上げれば生態系に影響が出ます。ですからこの大きな柱の中には四十七項目全部が入っているというふうに御理解ください。このリニア中央新幹線工事の着工には、引き続き専門部会で出していただき有識者会議で今検討を進めていただいております事項四十七項目について対話を尽くし、その対応策について地元の理解が必要であるという考えに全く変わるところはありません。
 この大きな問題の早期解決に向けまして、県専門部会におきましてJR東海との対話を鋭意進めております。科学的、工学的根拠に基づく検討の結果が示され、対応策について地域の皆様が御理解なさって納得していただくことが合理的であります。押しつけられるのではなくて自分たちが腹の中で分かるということが大切です。
 しかし、これまでのJR東海さんの御説明はまだ不十分で解決に至っておりません。引き続きこの課題の解決に向けまして沿線都府県とも情報共有を図りながら論点を明確にしつつスピード感を持って取組を進めてまいります。
 去る六月二十日に、沿線都府県との間でこの総会において我々の問題を共有しようということが決まりまして、早速担当の方たちが十都府県集まりまして議題はこれからの方法を、それからもう一つは静岡県の南アルプスの水問題ということで一時間議論していただきました。一気にこれでこの沿線都府県にこの我々の問題が共有されたというふうに思っております。こうした形でスピード感を早めているということでございます。
 次に、ルート変更に関する私の見解でありますが、私から国などの関係者にルート変更を要請した事実はありません。私は一貫して現在のリニア計画に賛成しております。昨年の七月のリニア中央新幹線建設期成同盟会への加盟に当たり現行ルートでの整備を前提として県内の課題解決に向け取組を進めることを明確に申し上げました。現行のルートを前提にしなければ専門部会は開くことができません。現行のルートを前提にしなければ有識者会議は開くことができません。現行のルートを前提にして全てしていただいてるわけです。これまでの専門部会での対応も全て現行ルートを前提に行っているものであります。
 引き続き、リニア中央新幹線整備に伴う大井川の水資源と南アルプスの自然環境への影響の回避、低減を図り、県民の皆様が抱かれている不安、懸念が払拭されるようにJR東海との対話に真摯に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp