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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年6月静岡県議会定例会

佐野 愛子 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/16/2022番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○農林水産担当部長(櫻井正陽君) 農業の振興についてのうち、食料自給力を上げるための取組についてお答えいたします。
 食料は県民の皆様の健康で豊かな生活を支える基礎となることから安定的に供給できるよう農業生産を維持していくことが大切であり、その重要な基盤となる農地と人については将来にわたって着実に確保していく必要があります。
 このため、県では農地の確保に向けて耕作放棄の発生を抑止し現在の農地を維持する対策や耕作放棄が発生した場合にはそれを解消する対策を講じるとともに、人材については専業者に加えライフスタイルに応じた多様な担い手の確保に全力で取り組んでいるところであります。
 まず、農地の維持につきましては、効率的な土地利用を後押しする農業経営基盤強化促進法が先月改正され地域が目指す農地利用の将来像を描いた計画を各市町が策定することとなりました。この計画は担い手への農地集積を加速する有効な手段となることから、市町の計画づくりを支援し着実に農地が継承されるよう取り組んでまいります。
 また、耕作放棄された農地につきましては、担い手への集積に合わせて荒れた土地の改良に必要な除草や土壌改良、さらに区画整理等の基盤整備を行い優良な農地に再生してまいります。
 人材の確保につきましては、自立就農を希望する方への実践型研修や就農を支援する資金助成に加え今年度は農業用ハウスなどの設備投資への支援を大幅に充実したところであります。さらにいわゆる半農半Xなど副業として農業に取り組む人材についても、JA等と連携して育成を図り多様な担い手を確保してまいります。
 県といたしましては、こうした施策を重層的に進め食料自給力の向上につながるよう県内全域の農地と人の確保に取り組んでまいります。
 次に、茶業の再生についてであります。
 本県での生産が多いリーフ茶の需要減少により茶農家の所得が低下し生産量の減少も続いております。こうした現状を克服し本県茶業を力強く再生するためには需要に応じた生産構造への転換と新たな需要の創出に全力で取り組むことが重要と考えております。
 このため、需要に応じた生産構造への転換に向けましては、国内外で人気の高い有機抹茶の生産拡大を図るため平成二十七年から十か所のてん茶工場の整備を支援し約百十ヘクタールを有機栽培に転換してまいりました。今後は有機JAS認証の取得支援や輸出事業者と連携した有機栽培の産地化により一層の輸出拡大を図ってまいります。
 また、ドリンク原料につきましては飲料メーカーとの契約生産を推進しており、契約面積が平成二十七年の四倍に拡大しております。ドリンク需要に対応した大規模で低コスト生産が可能となるよう茶園の基盤整備や利用集積を進め、安定した収益が確保できる生産構造への転換を推進してまいります。
 次に、新たな需要の創出に向けましては、十月に開催する世界お茶まつりにおいてスイーツとお茶のペアリングやアウトドアでのお茶の楽しみ方、洋風リビングに合うおしゃれな茶器の紹介など若い世代がお茶を楽しむライフスタイルを提案してまいります。
 県といたしましては、多様なニーズに応じた茶生産の拡大や新たな需要の創出により本県茶業の再生に全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp