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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年6月静岡県議会定例会

田口 章 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/28/2023番目)
答 弁 者教育長


○副議長(鈴木澄美君) 池上教育長。
       (教育長 池上重弘君登壇)
○教育長(池上重弘君) 教員不足への対応についてお答えいたします。
 教員不足は富国有徳を県政の理念として掲げる本県にとって大きな課題であります。子供たちを有徳の人として育成する上で必要不可欠な教育を担う教員志望者が減少していることに大変危機感を抱き、教職の魅力向上は急務であるとの認識を持っております。
 教員にとって子供に寄り添い成長を見守ることは大きな魅力の一つであり、ゆとりを持ってしっかり子供と向き合うことが教員のモチベーションになります。そのため市町教育委員会と協力しICTを活用した働き方改革を進めており、今後は共通して使用可能な補助教材の拡充や生成AIなどの新たな技術の活用の検討など業務改善を加速してまいります。
 また、学校、教員が担ってきた役割や業務の見直しも進めます。市町の首長部局や地域、保護者と学校の課題を共有し業務の分類整理につながる日常的な幅広い連携協力を進めてまいります。
 採用制度の改革についても積極的に進めており、来年度に行う令和七年度教員採用選考試験の日程を試行的に二か月前倒しして実施するほか、静岡県の教育を受けて育った人材が静岡県の教員として活躍できるよう地域に根差した優秀な人材を確保するための採用基準等の新設について検討してまいります。
 処遇改善につきましては、民間給与の改善が進む中で課題であると認識しております。国の動向を注視しながら人事委員会と課題の共有を図っていきたいと考えております。
 県教育委員会といたしましては、組織の枠を超えた様々な主体と連携協力しながら誇りとやりがいを持てる教員という仕事に魅力を感じる若者を増やせるよう全力で取り組んでまいります。
 次に、オンラインによる不登校児童生徒への支援についてであります。
 誰一人取り残さない教育を目指し、各市町は不登校児童生徒一人一人に合った支援を進めております。市町によって進は異なりますが、特にICTの活用は有効な手段でありオンラインでの事業実施、オンデマンド教材や宿題の配信、AIドリルの提供などが行われております。
 その一方で、本人や保護者の希望に必ずしも添えていない事例や子供への学習支援について家庭と学校で話合いが十分にできていない事例など、ICTを活用した学習支援が効果的に行われていない状況も把握しております。このため県教育委員会は、児童生徒、保護者の意向に寄り添いながら学びにおけるICTのさらなる活用と学校と生徒保護者とのコミュニケーションの充実の両面から市町の取組を支援してまいります。
 具体的には、学校は保護者から一人一人の状況やニーズを聞き取り綿密な話合いの下で最適な支援等を決定していくことができるよう、今年度児童生徒、保護者との意思疎通を図る目的で県が作成した居心地よい環境チェックリストの活用を市町教育委員会に働きかけてまいります。
 また、フリースクール運営団体や市町教育委員会などが参画する協議会においてICT活用の課題共有やフリースクール等で学ぶ児童生徒への最適な活用の在り方などを検討し成果を普及いたします。
 このほか、対面でのコミュニケーションに抵抗感がある児童生徒であっても匿名性を生かして他者とつながることができる仮想空間を新たな居場所として提供するなど、社会とつながるための新たな仕組みの研究も進めてまいります。
 県教育委員会といたしましては、不登校の児童生徒の思いを尊重し多様な学びや社会とのつながりを持つ様々な機会を提供することで、誰一人取り残さない学びを実現してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp