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本会議会議録
議会補足文書
令和元年９月静岡県議会定例会
| 増田 享大 【 討論 】 発言日： 10/10/2019 会派名： 自民改革会議 |
○議長（鈴木利幸君） 次に、四十番 増田享大君。
（四十番 増田享大君登壇 拍手）
○四十番（増田享大君） 私は自民改革会議を代表し、今定例会に知事から提出されました第百二十七号議案から第百五十一号議案までの全ての議案に賛成し、その賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論といたします。
まず、第百二十七号及び第百五十一号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」に関しまして、子供の安全確保対策八千九百九十万円はことしに入り川崎市や大津市等での子供たちが犠牲となる痛ましい事件事故等の発生を受け子供たちの安全を確保するための予算であります。我が会派は知事に対し登下校中における子供たちの安全確保対策を一層強化するよう要請し現在県では静岡県子どもの安全確保緊急対策アクションを実行しているさなかでありますが、今回の補正予算はこのアクションに市町や民間団体における取り組み、関係機関からの要望を踏まえた新たな対策を追加するもので自主防犯パトロールや登下校時の子供の見守り活動、私立学校や民間児童福祉施設のスクールバス等への防犯用品の整備など大切な子供たちの安全確保対策を強化するためのものであり、二度と悲劇を繰り返さないためにも万全な対策が進められることを期待するものであります。
次に、豚コレラ緊急対策事業費一億八千八百三十万円も同様に去る九月我が会派から緊急の対策を知事に要請したものであり評価するものであります。豚コレラの感染は現在本県でこそ発生は確認されていないものの、中京圏から関東圏へと感染が拡大し予断を許さない状況となっております。今回計上された予算はこれまでの県西部地域に加え中部、東部地域においても感染防止対策を強化するものであり国や近隣県との連携のもと県下全域における着実な対策に向け必要な経費と考えます。
お茶振興対策に係る予算一億百五十万円につきましては、我が会派の茶業振興議員連盟の要請のもと本年度のお茶が記録的な減産、相場安となっていることに鑑み品質向上と低コスト化を図るための製造機械等の導入やＧＡＰ認証の取得を促進し離農者が後を絶たない苦境の中、真に本県の未来の茶業を支える生産者が需要に対応した生産体制へ転換するためにも不可欠なものでありその効果に期待するものであります。
このほか、全ての外国人県民が県民とともに安心して生活するための多文化共生の推進に係る予算五千三百二十万円、高齢者や障害がある方の生活援助や子育て支援など地域社会を献身的に支えていただいている民生・児童委員の皆様の活動を支援し負担を軽減させるため新たにサポーターを配置する民生委員・児童委員活動支援事業費二千二百万円、また富士山静岡空港ビジネスジェット利用拡大事業費五百万円はエコパの奇跡を初め現在全国で盛り上がりを見せるラグビーワールドカップ二〇一九、そして来年の東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック本県開催という好機に当たり国内外の幅広い層の皆様への利便性向上策として期待するものであり賛成するものであります。
特に、一般公共事業費七十九億六千四百万円につきましては我が党が毎年夏に開催する県下政務調査会長会議において最も要望が多い道路、河川など社会基盤整備事業推進のためのものであり私ども同志国会議員を通じた要請に加え今年度県当局から国への働きかけも功を奏し、一般公共事業費が対前年度予算比二一・五％増と大幅に増額されたことは県の財政状況から見ましても評価するものであり県民の期待に応えるものとして大いに賛同するものであります。
このほかの議案に関しましても国の基準に沿うものや県事業執行上必要なものであり、以上の理由から今回提案されました全ての議案に賛成するものであります。
県当局におかれましては、今回の補正予算の効果的な執行に努めることはもちろんリニア中央新幹線建設工事に伴う大井川水量減少問題や今週末にも到来が懸念される台風などの自然災害への備え、そして来年度予算編成を控える中、本県経済の動向などにも注視しつつ万全な県政を運営するよう要望するものであります。
以上、賛成の理由と意見を申し上げましたが、満場の議員の皆様の御賛同をいただきますようお願い申し上げ私の討論といたします。ありがとうございました。（拍手）
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