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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 質問文書

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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年9月静岡県議会定例会 質問


質問者:

河原崎 聖 議員

質問分類

緊急質問

質問日:

10/13/2023

会派名:

自民改革会議


質疑・質問事項:


 これより緊急質問を行います。
 三十九番 河原崎 聖君。
       (三十九番 河原崎 聖君登壇 拍手)
○三十九番(河原崎 聖君) それでは、自民改革会議を代表し緊急質問をさせていただきます。
 今定例会で最も注目を集めたのが、第百七号議案「知事の給与の特例に関する条例」であったことは今さら言うまでもありません。この議案の審査では、知事の不用意かつ不穏当な発言が県政の混乱や県民間の分断につながることが多くの議員から指摘され、知事自身も本会議での審査や総務委員会での集中審査で自らの過ちを認め、もう二度とこのようなことは繰り返さない、今度このようなことがあったら辞職をすると度々表明されています。にもかかわらず、今朝になり目を疑うような記事が一部新聞紙上に報道されました。
 それによりますと、来年度の予算要望に見えた静岡県商工会議所連合会の役員に対し、現在開催中の東アジア文化都市二〇二三に関連してこの事業のレガシーを発展的に継承するための拠点を三島市内につくりたいと述べたとあります。さらには土地を物色しているとの発言もあったとされています。こうした発言内容が事実であるとすれば、この事業は相当程度の規模を有し、しかも実務的にかなりの程度進められていると判断せざるを得ません。
 しかしながら、この話は議会として承知していないばかりか我が会派所属の地元三島市選出の県議すら全く聞いておりません。これでは知事がこれまで本会議や委員会の中で繰り返し述べてきた議会とのコミュニケーションを密にしたいとの発言は何だったのかということになります。
 そこで伺います。
 一として、今回報道された新聞記事の経緯と意図について伺います。また三島市内に検討されている東アジア文化都市二〇二三のレガシー継承拠点建設の事業はどの程度まで進められているのか伺います。
 二として、今回の知事の発言は議会軽視の姿勢があからさまになったものと受け止めざるを得ませんが、知事御自身の認識について伺います。また今定例会の本会議や総務委員会には知事御自身から様々な発言がありましたが、それらとの整合性についての認識について伺います。以上答弁を求めます。
○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 河原崎 聖議員にお答えいたします。
 私の発言の真意についてであります。
 新聞報道にありました私の発言は、昨日の県内の商工会議所会頭との懇談会の場におきまして要望項目に関連して発言したものであります。
 この発言は、東アジア文化都市の取組を一過性に終わらせることがないようそのレガシー創出に向けた私の思いを語ったものであります。こうした私の思いは関係部局に伝えております。職員レベルでの内部検討は始まっております。しかしまだ一つのアイデアにすぎませんで何も決まっていないのが現状であります。
 今後、県議会の皆様をはじめ市町や県民の皆様の御意見を伺いながら、万機公論の下、透明性を持った議論を進めてまいりたいと考えております。
 当然のことながら、しかるべきタイミングにおきまして県議会にお諮りいたします。お諮りしなければなりません。今後とも知事としての言動の重みを十分に自覚し、常時公人すなわちいついかなるときも公人であるということを強く意識した上で緊張感を持って県政運営に取り組んでまいります。
 次に、議会軽視との御指摘についてであります。
 先ほど御説明申し上げましたとおり私の発言は内部検討の段階でありまして、繰り返しになりますけれども東アジア文化都市の取組を一過性に終わらせることがないようそのレガシー創出に向けた私の思いを語ったものであります。
 今議会において、議会の皆様とコミュニケーションを図る努力をしていくというように答弁した私の考えは変わっておりません。今後も適切なタイミングにおきまして、県議会の皆様に御説明するなど機会を積み重ねていきたいと考えておりますので御理解と御協力をお願いいたします。以上であります。ありがとうございました。
○議長(中沢公彦君) 河原崎 聖君。
       (三十九番 河原崎 聖君登壇)
○三十九番(河原崎 聖君) 今回の発言については、内部検討の段階で自分の思いを述べたにすぎないというお話でした。そこんところが問題なんですよ。内容が具体的過ぎます。そうしたことを知事が発言すればどうなるか、その重みが十分に分かってらっしゃらないと言わざるを得ない。その点をまず指摘をさせていただきたいと思います。
 そしてもう一点、東アジア文化都市という事業は現在進行形の事業です。これについての事業の評価はまだ定まっておりません。
 基本的にはこの事業、全国回り番に回ってくる、そういった事業であるという認識でありまして、必ずしもこれについていい意見ばかりではないというのも事実であります。実際私が参加した事業でも、この話が何の意味で東アジア文化都市と関係あるのか、それが合点がいかない事業もありました。そうしたまだ評価が定まっていないものに対してレガシー何たらと言うこと自体が時期尚早であります。それを軽率に述べるということも非常に問題がある、それについても指摘をさせていただきたいと思います。
 そして伺いたいのは、今回の発言については不穏当ではないという認識なのでしょうか。もし今回の発言が不穏当でないとしたらどのような発言をもって不穏当とするお考えなのか、それについて伺いたいと思います。
○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 今回の発言が不穏当なものであるかどうかという御質問でありますが、不穏当なものであるとは思っておりません。
 東アジア文化都市は、昨年の八月に突然降って湧いて私どもが選ばれたということでございますので、これを進めるに当たりましてはいわゆる白隠禅師で言われる、動中の工夫は静中に勝ること百千億倍と、こういう姿勢で皆一丸となってやっているところであります。
 この事業は、十二月三十一日をもって終わります。したがってその後どうするのかということでございますが、共通して我々が思っているのはワールドカップもそうでしたしまたオリンピックもそうでございましたけれども、これらは十分に準備をしてそれらをレガシーにしていくということでございました。
 この東アジア文化都市というのも、東アジア三国で大事にされて十年間続けてきたものでございます。これは政治的な対立が日韓あるいは日中で起こっているときでも、それぞれの文化担当大臣が大事にしてこられたものである。そういうわけでこれをさらに続けていくためにはもうあと数か月で、三か月弱で終わるわけですからどうするかということを考えねばならないと。そういうわけで私はレガシーとしてやっていくという共通の理解があるものということでそれをベースにして発言しているものでございますが、まだ何も決まっていないと。ただ考えねばならない時期に来ているということなので申し上げたということでございます。不穏当なものとは思っていないということでございます。以上であります。
○議長(中沢公彦君) 河原崎 聖君。
       (三十九番 河原崎 聖君登壇)
○三十九番(河原崎 聖君) 東アジア文化都市については、日韓中三国の共同開催ということになってます。韓国に関しましては現在関係改善が進んでいるという段階ではありますが、中国ということに関して言えばかなり微妙な状況にある。そうした中でできたことの中でレガシーというものはどれだけあるか、これについてはかなり慎重に検討した上でやっていかなきゃならんことだというふうに思います。
 いずれにいたしましても、なかなか我々とのコミュニケーションを取るという中でも基本的なところが大分違っているなという点は感じざるを得ないというのが正直なところであります。
 実際、六月の議会の最終日で百七号議案を提出するという意思表明をされた際にも非常に不適切な表現があって混乱を招きました。そしてまた今回の九月議会の最終日でもこうしたことが起こる。それは本当にもう情けなくて、悲しいです。
 繰り返される不穏当、不適切な発言、そうした拭いきれない知事発言の軽さへの不安、こうしたことがこれまでも繰り返され多くの混乱を起こしてきました。知事の様々な発言というのが言葉の遊びであったり、リップサービスであったりそうしたものがあって、それがもしかしたら知事の政治手法なのかもしれません。でもそんなものを聞いて県民が喜ぶと思いますか。本当に。もういいかげんそうしたものはやめませんか。そうしたことがしっかりと約束をされない限りいつまでたっても現状が変わるということはないということを申し上げておきたいと思います。
 東アジア文化都市の問題につきましては、委員会の閉会中審査等も含めこれからも厳しく追及をしていく必要があるということを指摘させていただき質問を終わります。
○議長(中沢公彦君) 以上で緊急質問は終わります。
       (「議長、三十五番」と言う者あり)
○議長(中沢公彦君)三十五番 土屋源由君。
○三十五番(土屋源由君) ここで暫時休憩を求めます。
○議長(中沢公彦君) ただいま休憩を求める議事進行の発言がありました。
 議事の都合により休憩します。
 再開時刻については追ってお知らせします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp