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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年9月静岡県議会定例会

土屋 源由 議員()の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/25/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 土屋議員にお答えいたします。
 農業振興におけるAOI―PARCの活用についてであります。
 AOI―PARCは農業先端技術の開発拠点でございます。データサイエンスを用いた農業のたくみの技の継承技術、あるいは高度な環境制御技術などを農業現場に社会実装しまして農業の生産性向上と新しいビジネス創出を目指しているものです。現在AOI―PARCにおきましては五十二件の研究開発が行われております。こうした研究成果を農業現場に着実につなげていくためには農家を初め農業法人、農業団体、企業などと日ごろから密接に連携していくことが必要です。
 このため、県では産学官金の連携組織であるAOIフォーラムを立ち上げ農家や農業団体などが自由に参画できるプラットホームを構築しております。このAOIフォーラムではAOIプロジェクトの国内外への情報発信のほか会員相互の情報交換、大学や研究機関との共同研究の橋渡し、技術マッチング等々を実施しておりまして、その中で農家との連携面では現在イチゴや温州ミカンの産地の農家さんあるいは農業団体の御協力をいただきまして、AI  アグリ・インフォ・サイエンスを用いた篤農家の持つ熟練した栽培技術の短期習得を図る取り組みを行っているところであります。またAOI―PARCを農家また農業団体の皆様にもっと知っていただくために施設視察の受け入れ、農家向けセミナー等々も積極的に実施しているところでございます。
 加えて、七月五日には研究用温室の整備が完了いたしましてその運用が開始されております。ここでは農業現場から環境や作物の生育に関する膨大なデータを御提供いただきまして、それらのいわゆるビッグデータの解析と生産者のいわゆる経験知を融合させてまいります。これによりイチゴの多収化、またトマトの機能性成分や糖度の向上を実現するための革新的栽培管理技術を開発して農家の活用できるシステムとして現場への導入を進めるほか、このようなデータの解析結果を農家が有効に活用できる体制を整えてまいります。
 今後、その成果を農業現場に普及、展開していくために開発した栽培管理技術を実証するための圃場や施設を提供していただく農業者や農業団体等を広く公募いたしまして、先端農業技術の社会実装と新しい産地形成に取り組んでまいります。
 県としましては、こうした取り組みを通じて農家や農業団体などとの連携をこれまで以上に密にすることにより農業現場に向けた情報発信を強化するとともに、現在の生産者を初めこれからの農業を担う農業高校や専門職大学で育った人材が先端農業技術を活用できるよう研究成果の着実な定着を図ってまいります。
 その他の御質問につきましては副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp