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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会

盛月 寿美 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:12/07/2023番目)
答 弁 者くらし・環境部長


○副議長(鈴木澄美君) 高畑くらし・環境部長。
○くらし・環境部長(高畑英治君) 県営住宅における連帯保証人制度の見直しについてお答えいたします。
 県営住宅におきましては、現在連帯保証人を原則求めておりますが、保証人を確保できずに入居できないといったことのないよう家賃債務保証業者による保証制度の導入や事情に応じて保証人を免除するといった対応をしております。
 しかしながら、身寄りのない単身高齢者など保証人の確保が困難な方がさらに増加していくことが懸念されます。このため入居手続における連帯保証人制度を廃止することとし、入居資格の見直しなどと併せ本議会に県営住宅条例の改正案をお諮りしております。
 制度廃止により家賃滞納が増加するなどの懸念につきましては、既に廃止をした複数の都道府県に確認したところその影響はうかがえないとのことでありましたが、家賃滞納の抑制に一層留意してまいります。また保証人制度は急病、事故への対応など見守りにつながる役割も果たしてきましたので制度廃止後は緊急連絡先の登録を求めてまいります。
 県といたしましては、世帯の変化が進む中で様々な理由により住宅に困窮する県民の皆様が安心して暮らすことができるよう住宅セーフティーネットとしての役割を的確に果たせるよう努めてまいります。
 次に、生物多様性の保全に向けた取組についてであります。
 今年三月に改定したふじのくに生物多様性地域戦略ではサーティー・バイ・サーティーを目標として生物多様性の保全に取り組むこととしております。
 県立自然公園や鳥獣保護区等の法令に基づき自然が守られている保護地域の拡張や希少種の保全対策の強化とともに、里地里山や都市の緑地など保護地域以外での取組を進めてまいります。
 具体的には、今年八月に開始しましたふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナーシップ制度や豊かな森づくりを進める平成十八年度から続くしずおか未来の森サポーター制度などを活用し、環境保全団体や企業等との連携による身近な自然環境の保全に取り組んでまいります。また生物多様性についての理解を深めていただく研修会などの機会を県民や企業の皆様に提供しながら保全活動への参加を働きかけることによりOECMの区域の拡大を促進してまいります。
 県といたしましては、県民や企業、環境保全団体などの皆様と連携し健全な生態系の保全や回復を図り本県の豊かな自然を将来に引き継いでまいります。
 次に、頻発する熊出没への対策についてであります。
 県内における今年度の熊の目撃件数は十一月末時点で九十三件となり、統計のある平成二十五年度以降で最多となっております。
 県では、県民の皆様の命を守るため熊に出会わない対策や出会ってしまった時の対応、熊の習性などの周知に努めております。今後は新たに作成しましたクマ出没マップなどを活用し注意喚起の強化を図ってまいります。
 また、熊出没時の対応を担う市町を対象に県森林・林業研究センターや猟友会などと連携し講習会の開催や現地調査への同行による技術支援を行うなど引き続き県民の皆様の安全確保に取り組んでまいります。
 議員御指摘のとおり、人と熊が共存していくためには双方の行動範囲のすみ分けが必要であり、住宅周辺の果樹や生ごみの管理など身近な生活環境の整備の大切さについての啓発も図ってまいります。
 本県の熊の主な生息地域は南アルプス周辺と富士山周辺とされていますが、伊豆地域での目撃件数も増えております。生息状況が変化している可能性もあることから、熊の行動範囲や推定生息頭数など生息状況を調査し適切な保護と管理の在り方を検討してまいります。
 県といたしましては、市町や関係機関と連携し県民の安全・安心の確保と熊の適切な保護の取組を進め人と野生動物が共存する社会の実現を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp