本会議会議録

議会補足文書

平成30年６月静岡県議会定例会

山﨑　真之輔(建設委員会) 【 委員長報告 】
発言日： 07/10/2018
会派名：ふじのくに県民クラブ

○議長（渥美泰一君）　次は、建設委員会委員長　山﨑真之輔君。
　　　　　　　（二十三番　山﨑真之輔君登壇　拍手）
○二十三番（山﨑真之輔君）　建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
　今回、当委員会に付託されました案件は、第九十一号議案「平成三十年度静岡県一般会計補正予算」外七件であります。
　まず委員から、議案第九十一号及び第九十七号から第百一号までに関し浜松市沿岸域防潮堤整備における債務負担行為の期間延長に伴う影響と請負契約の変更総額についてただしたところ、当局から、舞阪工区の廃棄物を封じ込める工法をＣＳＧでの施工に変更することに伴い、平成三十年度に終了予定であった舞阪工区のＣＳＧ製造工事において来年九月までの工期延長の必要が生じるが、防潮堤十七・五キロメートル全体の工期に影響はなく来年度末の完成に変更はない、また請負契約の変更により総額で九億四千万円の増額となるものの今年度予算の範囲内で事業を執行していくとの答弁がありました。
　次に、建設産業における課題と女性が働きやすい環境づくりについてただしたところ、当業界では就業者の高齢化や若年者の減少が著しくこれらを補う生産性の向上や担い手の確保が喫緊の課題だと認識している。この課題対応の一つとして女性が働きやすい環境づくりを推進しており、これまでに女性技術者登用型の入札制度の試行、女性同士が支え合うけんせつ小町の枠組みの構築、男女別トイレや更衣室の整備などを行っている、また働く現場の生産性の向上のためにはＩＣＴの活用が重要であり、県は約四十団体で構成するふじのくにｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ推進支援協議会を設置し、各メンバーのノウハウや知見、技術を持ち寄り中小事業者等へのＩＣＴ技術の導入を支援しているとの答弁がありました。
　次に、沼津港のみなとまちづくりの推進について観光バスの受け入れ方法変更に伴う具体的な効果と今後の取り組みについてただしたところ、外港地区のバス待機場所整備により観光バスの受け入れ可能台数が昨年度の十一台から最大二十四台へと増加し、スムーズなバスの受け入れや観光客の安全な歩行動線の確保が図られるなど港のにぎわいづくりに大きな効果が見られた、今後は沼津港みなとまちづくり推進計画で定めた将来像の実現に向け場の力を最大限生かし、より魅力的な憩いの空間を創出していくとの答弁がありました。
　次に、伊豆半島の違反広告物に対する今年度予算の使途及び取り組み状況についてただしたところ、伊豆半島屋外広告物緊急対策事業として規制強化に伴って不適格となった屋外広告物の撤去費用と指導体制強化のため下田及び沼津土木事務所の非常勤職員の人件費を計上している、これまでに違反広告物二千二百件のうち五月末時点で計画を上回る三百十六件の是正が完了し、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックまでの二年間で残り千九百件の是正指導に全力で取り組んでいく、実施に当たっては両土木事務所が先導役となり市町と連携し、より効果の高い文書指導を的確に行うとともに最終的には行政代執行も視野に入れて関係要綱制定の検討を進めているとの答弁がありました。
　そのほか、美しいふじのくにのみちづくりの考え方、清水港におけるクルーズ船社と連携した港湾整備の概要、沼津駅周辺総合整備事業の今後の展開、遠州灘海浜公園篠原地区野球場構想の現状認識と県の対応、収用委員会の委員構成などについても質疑等がありました。
　以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第九十一号、第九十六号から第百一号まで及び第百五号は全員一致をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）

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